ブリヂストンの222CB+アイアンは、軟鉄鍛造でありながら寛容性と飛距離性能、適度なスピン量などバランスの良い性能があります。
同時に発売された3モデルの中では、1番やさしいモデルになっています。
今回は222CB+アイアンのレビューです!
ちょい飛び系アイアン
クラブスペック
222CB+ 7番 ロフト31°
NS PRO950NEO(S)
試打をしてみると飛距離はちょい飛び系モデルらしく、トータル150yard程度でした。
ヘッドはセミラージサイズという絶妙な大きさで、インパクトすると小さな力でもしっかり飛んでくれます。
スピン量は少なめですが低重心ヘッドで打ち出し角を上げて、楽に飛ばせるのが特徴です。
写真にあるキャビティ部分のへこみは、余剰重量を作り出すための物。
その重量をヘッドを大きくするために使うのと同時に、ソール部分を厚くしてボールを上げやすくしています。
このような構造は特にミドル、ロングアイアンで、やさしくボールが上がるメリットを感じます。
マッスルバックタイプのアイアンは芯でインパクトをして、しっかりインパクトしないと良い弾道にはなりませんが、222CB+アイアンはヘッドがボールを飛ばしてくれるので楽に飛距離を稼げます。
方向性はオートマチック
同時に221CBも打ち比べましたが、それに比べて222CB+の操作性は控えめでオートマチックなヘッド挙動でした。
ヘッドターンがゆっくりなので、ドローやフェードを打ち分けるには向いていないように思います。
実際に打っていて捕まえに行ってもそれほどドローはせずに、逃して打ってもフェードの曲がり幅は小さかったです。
アイアンショットをオートマチックに、ストレート弾道を打ちたいユーザーにおすすめです。
デザインと打感
222CB+は、軟鉄鍛造のしっとりした柔らかい打感です。
最初打った時はキャビティバック形状だったので、複合素材のヘッドと思い試打をしていました。
それを知らずに打っていて打感の柔らかさに驚きましたが、軟鉄鍛造と聞いて納得です。
セミラージサイズのヘッドですがトップブレードは薄く作られていて、ソールに近くなるにつれて厚みを増す構造になっています。
構えるとスリムに見えて、ちょうど良いサイズ感だと思いました。
キャロウェイXフォージドスター
Xフォージドスターアイアンスペック
7番アイアン ロフト29°
キャロウェイXフォージドスターアイアン(2021年)も単一軟鉄鍛造で作られています。
一枚物のアイアンで打感とやさしさ、飛距離性能を追求している所では、222CB+アイアンと近いので比較したいと思います。
Xフォージドスターは以前使っていましたが、ワイドソールになっているので、とてもボールが上がりやすいアイアン。
打感も良く、オートマチックに飛ばせるモデルです。
Xフォージドスターは低重心を追求しているのでソール部分が重く、スイング中に引っ張られるような感覚で少し振りづらさを感じました。
それに比べ、222CB+のソールは適度な厚みなので、スイング中に気になることはありません。
サイズも222CB+の方が一回り小さいヘッドで、操作性もCB+の方が高いと思います。
キャロウェイXフォージドスターはアイアン型ユーティリティに近い形状なので、払い打つことでクラブの性能を引き出せると思います。
222CB+は打ち込んでも良し、払い打っても良しのアイアンなので使い勝手は良いと思います。
アイアンを打ち込んでターフを取るユーザーには、221CBもおすすめです。
軟鉄鍛造で打感が良く、オートマチックに打てる222CBアイアン。
ぜひ一度、試してみてくださいね!