ツアーAD CQは、ツアーAD史上1番捕まるシャフトと言われています。
ツアーADのシャフトはほとんどが中調子のシャフトですが、 CQは先中調子になっています。
本当に捕まりが良くなっているのか、実際に打ってみた印象をレビューしたいと思います。
走り感は控えめ
試打スペック
ステルスプラスドライバー(9°)
ツアーAD CQ 60S 重さ 64g トルク 3.4
先中調子
クチコミでは捕まるシャフトと言われていますが、個人的にはそれほど捕まる印象はありませんでした。
グラファイトデザインのサイトには先端の剛性は5段階の内、2+とあるように緩めの剛性になっています。
手元の剛性は3〜4なので手元が硬い分、先端が走るシャフトになっています。
実際に打ってみるとシャフトのしなり戻りは緩やかで、先端の挙動はむしろ穏やかに感じました。
ツアーADの捕まるシャフトの中にVRがありますが、VRの方が先端がよく動いて捕まりやすいように思いました。
安定した捕まり
何球か打っていてシャフト中間あたりのしなりから先端が走るかと思いきや、意外にゆっくりしなり戻るので拍子抜けすることもありました。
慣れてしまえばシャフトが走り過ぎず、インパクトまでの間があるので安定して打てる印象です。
ツアーAD HDも捕まり系のシャフトですが、トルクが大きくよく動くので個人的には苦手でした。
CQはHDよりは硬めでメリハリがあるので、打ちやすく感じました。
シャフト比較
最近の先調子シャフトの中で、特性の近いシャフトとの比較をしてみました。
ディアマナGT(60S)
2022年秋モデルのディアマナGTは走り系のシャフトですが、GTの方が典型的な先中調子の動きをします。
GTはシャフト全体がなめらかにしなり、スピーディにしなり戻ります。
それに比べてCQはGTほどシャフトが動かないので、落ち着いた挙動が好みのユーザーにはおすすめです。
VANQUISH(50S)
VANQIUSHは40g〜50gまでしかラインナップがない、軽量級の走り系シャフトです。
50Sでもパリッと張りのある、シャープに振り切れるシャフト。
中手元がしなりスピード感がありますが、先端は硬いシャフトです。
系統はCQと同じですがCQの方が先端はマイルドなので、切り返しがゆっくりなユーザーにはタイミングが取りやすく、CQの方が合うのではないかと思います。
VANQIUSHはシャープな動きで、叩いてもブレないのが売りのシャフト。
切り返しが早く、クイックモーションでスイングするユーザーにおすすめです。
ステルスプラスドライバー(9°)✖️ツアーAD CQ
ステルスプラスドライバーは、操作性の高い低スピンドライバーです。
ヘッドの方向性はニュートラルですが、ツアーAD CQと組むと特別捕まりが良くなることもなく、ドロー、フェード両方打ちやすい印象です。
個人的にはシャフト先端の動きが穏やかなCQは、捕まえに行っても捕まり過ぎない良さを感じました。
極端な引っかけやチーピンを、防いでくれるシャフトだと思います。
今回試打をしてみて、個人的にはツアーADの先中調子のシャフトの中では、挙動が穏やかなCQが1番打ちやすいと思いました。
僕は元調子シャフトが好みですが、CQは元調子ユーザーにも使いやすいシャフトになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!