2024年モデルのキャロウェイXフォージドアイアンシリーズが、3モデルのラインナップに増えて登場しました。
その中でもアスリート向けのXフォージドアイアンは、一枚物の軟鉄鍛造の打感の良さとシャープなデザインが特徴のモデルです。
今回は新たにラインナップされた、Xフォージドアイアンがどのような性能になっているのかレビューしたいと思います。
Xフォージドアイアン
試打クラブ 7番 ロフト 33°
Xフォージドアイアンは、3モデルの中では最もロフトが寝ているコンパクトヘッドのツアーモデルです。
他の2モデルは飛距離性能を高めた構造になっていますが、ノーマルモデルのXフォージドアイアンは操作性とコントロール性能重視のモデルになっています。
形状もソール前後の面取りや、トップブレードも面取りすることでシャープに振りやすく操作しやすいデザインになっています。
実際に打ってみると、抜けの良いソールとコンパクトなヘッドがスパッと振り抜ける良さを感じました。
試打室ではトータル145yardと飛距離性能は普通ですが、ユーザーのイメージ通りにヘッドターンしてくれるので、操作性を求めるユーザーには打ってつけのモデルだと思いました。
前作のXフォージドシリーズは1種類しかありませんでしたが、ラインナップが3モデルに増えて選択肢が広がったのは嬉しい所です。
デザインと打感
Xフォージドアイアンを構えてみると、ストレートに近いネックと薄いトップブレードがすっきりと構えられる印象を受けました。
新しくなったソールは前後に面取りがされているので、前作よりも抜けが良くなっています。
3モデルの中ではXフォージドアイアンは、弾き感の無い軟鉄鍛造らしいマイルドで重厚な打感になっています。
前作よりもモデルが増えたことで、細かいニーズに応えられるラインナップになったと思います。
Xフォージドスターアイアン（21年）
前作の飛び系モデルであるXフォージドスターアイアンは、バックフェースの中央部分がより広範囲に厚肉化されていてソール幅の広い寛容性の高いモデルです。
前作を打ってみると低重心ヘッドが強調されていて高弾道を打ちやすい反面、ヘッドが重く感じることがありました。
Xフォージドスターアイアンの操作性は控えめですが、ミスヒットへの寛容性やボールの上がりやすさを求めるユーザーにはおすすめです。
前作をステップレスのKBSTOUR（S）と組み合わせてみましたが、スピン量が増えて伸び上がる高弾道を打ちやすいアイアンになりました。
アイアンショットを、より高弾道にしたいユーザーにはおすすめの組み合わせです。
ダイナミックゴールドMID 115
115スペック（S200）
重さ 115g トルク 非公表 中調子
キャロウェイがカスタムシャフトとして採用しているダイナミックゴールドMIDは、重量級の130と中量級の115がラインナップされています。
DGMIDにはブラックベースの新デザインが採用されて、かっこよくなったように思います。
DGMIDはシャフト中間部を硬くすることで先端を柔らかくして、打ち出し角を上げてスピン量が増える特徴があるので元祖DGよりもボールが上がりやすくなっています。
実際に打ってみると中元調子的な挙動で、手元のタメを作りやすく先端がゆっくりしなり戻るフィーリングで、DGらしい粘り感がありました。
DGMID115は今までにないタイプのシャフトで、高弾道を打ちたいユーザーや捕まりを求めるユーザーにおすすめのシャフトです。
ぜひ一度、試してみてくださいね！
