2024年モデルのミズノプロ245アイアンのPW〜5番を、メーカーサイトでレンタルをして番手別に試打計測をしました。
普段は打つ機会の少ない、全番手の試打をしたレビューをしたいと思います。
前作からの改良点
7番アイアン ロフト 30°
新しくなったミズノプロ245アイアンは、できる限り低いポジションに前作 Mizuno Pro 225の約1.6倍のタングステンを配置(#4-7)しています。
それによって重心位置を低く、重心深度を深く設計して高弾道を打ちやすく、その上で操作性を確保している所が打ちやすさにつながっているように感じました。
ミズノプロ245アイアンは高初速を生み出すクロモリ鋼を薄く加工することで反発力を高め、ミズノ独自の精密鍛造技術を組み合わせることで飛距離性能と打感の良さを両立したモデルになっています。
前作の225アイアンを使用していましたがオートマチックに打てるやさしさはありましたが、操作性がいまひとつだった所は245アイアンになり改善されているように思います。
前作から大きくは変わっていませんがミズノの打感の良さとコンパクトヘッドの操作性、飛距離性能の高さが打っていて楽しくなるアイアンです。
デザインと打感
245アイアンはどの番手も大き過ぎないヘッドサイズでミズノプロらしいコンパクトな形状なので、構えやすく感じました。
ソールはミズノプロシリーズの中では幅が広くなっていますが全体と比較すると中間的なサイズなので、適度なお助け要素と打ちやすさのバランスが取れていると思います。
245アイアンは中空構造なのでミスヒットに強く、ストレート系の弾道を打ちやすいやさしさがあると思います。
中空アイアンは弾き感が強くなりがちですが、245アイアンはミズノらしいモチっとしたソフトなフィーリングがあるので、軟鉄鍛造キャビティアイアンにも引けを取らない打感の良さがあるように思います。
試打データ
計測機 ボイスキャディSC300
PW
9番アイアン
245アイアンのPWと9番アイアンは中空構造ではなく軟鉄鍛造なので、飛距離性能というよりは安定したスピン量で距離のコントロールがしやすい構造になっています。
PWと9番アイアンはキャビティバッグのような構造でロフトがやや立っているので、標準的なアイアンよりは飛ばしやすいと思いました。
8番アイアン
7番アイアン
6番アイアン
5番アイアン
8番アイアンからロングアイアンはクロモリ鋼を採用した反発力の高いフェースで、楽に飛ばせる性能があります。
7番から5番アイアンは低重心構造でボールが上がりやすくなっているので、実際に打ってみてもオートマチックに高さを出せました。
個人的には払い打ちでスピン量が少ないタイプなので計測値のスピン量が低くなっていますが、ダウンブローで打ち込めばスピン量が増えて高弾道を打てると思います。
ダイナミックゴールド95
シャフトスペック(S200)
重さ 95g トルク 非公開 中元調子
245アイアンの標準カスタムシャフトDG95は、元祖DGのフィーリングはそのままに軽量化をしたモデルですが、元祖DGよりもしなり量が多く捕まりの良いシャフトです。
同じ重量帯のNSPRO950GHや950NEOと比べて、DG95の方が先端が硬くしっかりしたシャフトだと思います。
飛距離性能が高くキャリーを出しやすい245アイアンは、軽量モデルのDG95の振りやすさとマッチすることでやさしく飛ばせる組み合わせになると思います。
ミズノプロ245アイアンはしっとりした打感と寛容性、飛距離性能の良いとこ取りをしたモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!