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ディアマナGTカスタムシャフト試打評価

 

 

2022年秋モデルのディアマナGTは、先端のしなやかな動きでボールを押し込めるシャフト。

スピーディなしなり戻りがあるので、飛距離を伸ばせそうなシャフトになっています。

今回は、三菱ケミカルディアマナGTのレビューです!

フィニッシュまでしなやか

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シャフトスペック (一部抜粋)

50S    重さ 56.5g   トルク 4.6

60S    重さ 62.5g   トルク 3.8

中元調子

ディアマナGTはスイングの最後までしなやかに走ってくれるので、ヘッドコントロールがしやすいシャフトです。

シャフトのどこが硬いということはなく、全体的にスムーズにしなるので挙動が感じ取りやすいと思います。

ディアマナGTは中元調子でも走り系に分類されると思いますが、先端だけ急に走るようなピーキーさは全くなく、ゆっくりしなり戻るので安定したインパクトを迎えられます。

三菱ケミカルのシャフトは、素材作りから製造まで一貫しているのでクオリティの高さを感じます。

捕まりは良い

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2022年秋モデルのツアーADCQ、スピーダーNXグリーンも打ち比べてみましたが、ディアマナGTの捕まりが1番良かったです。

ツアーADCQ、NXグリーンは先端が硬く捕まりは控えめ。

ディアマナGTの先端も硬いとは思いますが、手元から先端までスムーズに動いてくれるので、硬さを感じさせないようになっています。

なめらかなしなり戻りによって、捕まりが控えめなヘッドでもボールを捕らえやすく感じました。

ディアマナGT✖️ステルスドライバー

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ステルスドライバーの3モデルを打ってみましたが、ディアマナGTと組み合わせるとそれぞれの特徴が出てきます。(シャフトは全て60S)

ステルスプラスドライバー

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ステルスプラスドライバーは重めのヘッドで捕まりはニュートラルですが、GT60Sならヘッドスピードが40mくらいでも使える組み合わせだと思います。

操作性のあるヘッドなのでディアマナGTのスピード感を利用して、捕まえに行けばしっかりドローボールになります。

ディアマナGTはスムーズにしなり戻るので、ステルスプラスドライバーの飛距離性能を高めてくれるように思いました。

ステルスHDドライバー

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ステルスHDドライバーは、ヘッドが少し軽く捕まりの良いヘッド。

ディアマナGTと組むとより捕まりは良くなりますが、ドローが強くなり過ぎる傾向があります。

スライスが無くなるのは良いかもしれませんが、あまりドローし過ぎるのもコースでは使いづらい印象です。

スライスが多いユーザーには、捕まりが良くなるのでおすすめです。

ステルスドライバー

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ステルスドライバーは高慣性モーメントの低・深重心ヘッドで、ヘッドターンはゆっくりとした動きです。

ヘッド後方のウエイトが効いていて重さを感じやすく、操作しにくいので個人的には振りにくいヘッドです。

苦手なドライバーですが、ディアマナGTを組むと振りやすくなりました。

スイング中にヘッド後方が重さで下がっても、ディアマナGTのスムーズなしなり戻りでボールを捕らえやすくなります。

フェードを打ちやすいヘッドですが、ディアマナGTを組むことによってストレートに近くなる良さがあります。

ディアマナZFとの違い

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ディアマナZFは、ジャスティントーマス選手が長く愛用していたシャフトです。フレックスは60TXですが…。

ZFの60Sは、中元からの大きいしなりを使って飛ばせるシャフトでした。

ディアマナGTはZFの後継モデルと言われるだけあって、中元のキックポイントとスピード感は継承されています。

ディアマナGTの方がしなり量が少なく、ZFよりも硬めになっていると思います。

GTはシャフトのパリッとした張り感がある中にも、スムーズなしなり戻りがあるのが特徴です。

ZFは独特な緩さがあったので使いにくかったですが、GTはシャフト全体が引き締まった分、追従性が高くなり操作しやすくなったと思います。

ディアマナPDとの違い

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昨年のモデルであるPDは、60Sでもしなり量は少なくハードなシャフトでした。

PDは全体的に硬く、シャープな挙動で捕まりは控えめでした。

その点ではGTの方が、シャフトが仕事をしてくれるので捕まりは良いと思います。

シャフトの好みはそれぞれですが、GTは走り系の中でも緩みのない動きでボールを弾き飛ばせる魅力を感じました。

ぜひ一度、試してみてくださいね!