ステルスHDドライバーの特徴
SIM2 MAX Dの後継モデルです。ロフトは9°、10.5°、12°の3種類あります。
3モデルの中ではヘッドが1番大きく、重量も軽くなっています。
ヘッドの見た目はスクエアで、捕まりやすそうな顔をしています。かと言って被って見えるわけではなく、目標に対して構えやすく感じました。ヘッドのクラウンがマットブラックなので、ボールに集中できるような気がします。
HDのヘッドは重心位置をヒール寄りにすることで、ボールを捕まえやすくなっています。他のモデルのようにオープンフェースではなく、スクエアフェースになっているのでストレート、ドローを打ちやすくなっています。ステルスドライバーと同様にヘッド後方周辺にウエイトを配置することで、弾道の曲がりにくさと適正なスピン量になりやすいモデルです。
ステルスHDドライバー (9°) ✖ ディアマナPD60X
- ドライバースペック ・45.25インチ ・総重量 306g ・バランス D2.5
ステルスHDドライバーを練習場で打ってみました。
ロフト9°にしては全体的に弾道が低めで、ボールは上がりづらかったです。中弾道から低弾道のボールが多く、スピンが少なく前へ前へ飛んでいく強い球になりました。HDドライバーは3モデルの中で、スピンが増えやすく1番ボールが上がりやすいですが、想像以上にボールが上がらなかったのでびっくりしました。
ボールの捕まりは良く、ドロー傾向というよりはやや左方向にまっすぐ飛ぶ球が多かったです。フェードボールはほとんど出ませんでした。
オートマチックに低スピンになるドライバーなので、飛距離性能は高い印象です。
ドライバーの総重量は306gと軽めですが、ヘッド後方のウエイトがしっかり効いているので振りやすく感じました。個人的には、重過ぎず軽過ぎずちょうど良いヘッドだと思いました。
ちまたではステルスドライバーは、ボールが上がらないという人が多くなっているようです。
確かに他のモデルのロフト9°のドライバーに比べて、低スピンヘッドでヘッドスピードがある程度ないと、ボールが上がりにくいと思います。
僕は練習場で打ち始めは低弾道になりましたが、体が暖まり振れてくるとボールが上がるようになりました。
ドローヒッターはスピン量が減ってボールが上がりにくいとは思いますが、フェードボールを打つように逃がして打つと、中弾道低スピンの飛距離の出る弾道になりました。
練習場のレンジボールだとボールが上がりにくいのかなと思いましたが、コースボールで打てば適正弾道になり問題ないようにも思います。
ステルスドライバーとその人の弾道に合わせて、スピン系のボールを選べば良いと思うので、コースで試してみたいと思います。
ステルスHDドライバーは捕まりが良い方なので、ボールが右に逃げて飛距離ロスの心配が無いのが魅力です。それでいて低スピン弾道になりやすいので、前へ前へ伸びる直進性の高いボールになります。
ステルスやステルスプラスも人気ですが、HDドライバーの捕まりの良さとスピン量がマッチすれば、飛距離性能を最大限発揮できるドライバーになると思います。
ディアマナPDスペック
- 中元調子 (スペックは一部を抜粋)
- 50S 重量 54.5g トルク 4.8
- 60S 重量 64.5g トルク 3.3
- 70S 重量 74.0g トルク 3.0
ディアマナPDは歴代のディアマナシリーズの中でも、かなり硬くハリのあるシャフトです。中手元のしなり感はありますが、大きくはしなりません。先端剛性が高く叩いてもぶれないシャフトです。余計なしなりがないので、硬めのシャフトが好きな方におすすめです。
同じ中手元調子分類のツアーADUBは、先端剛性が高くフィーリングは似ていますが、手元のしなり感に違いがあります。UBの方が、手元がゆっくり粘るフィーリングがあります。
両方のシャフトを60Xで試しましたが、UBはXフレックスになっても手元のしなり感が残るのに対して、PD60Xは手元のしなり感がほとんどなくなりシャフト全体がとても硬く感じました。
PD60Sを試打した時かなり硬いと思いましたが、Xがここまで硬くなるのは予想外でした。
個人的には多少のしなりがあった方がタイミングが取りやすいことと、スピン量を増やしてボールを上げるために、ディアマナPDなら60Sで良かったかなと今は思います。
細かいフィーリングですが、シャフト選びの参考になれば幸いです。
ぜひ試してみてくださいね。