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テーラーメイドQ i10・LSドライバーカスタムシャフト試打評価

2024年モデルのQ i10LSドライバー(10.5°)を、TOURAD VF、2024年モデルの24ベンタスブルーと組み合わせてみました。

今回はQ i10LSドライバーの性能とカスタムシャフトについて、練習場で打ってみたレビューをしたいと思います。

 

Q i10LSドライバー(ロフト 10.5°)

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Q i10LSドライバーは高い操作性と低スピン弾道を打ちやすいツアーモデルですが、USPGAツアーではアマチュア優勝を果たしたニックダンラップが使用するモデルです。

テーラーメイド契約プロの使用ドライバーを見てみると、スコッティシェフラーやローリーマキロイなどはノーマルモデルのQ i10ドライバーを使用しています。

全体的にはノーマルモデルが人気のようですが、LSドライバーには独自の良さがあると思います。

個人的に両モデルを併用していますが、LSドライバーはノーマルモデルよりも楽にヘッドターンができてボールを捕まえやすい特徴があります。

ヘッド挙動がスピーディなので、ヘッドターンが少し遅れてもインパクトに間に合ってくれるようなイメージです。

LSドライバーは低スピン性能が高く難しいイメージがありますが、ロフト10.5°はスピン量が多めで打ち出し角が高くボールが上がりやすくなっています。

個人的にはノーマルモデルのロフト 9°の方が低スピン弾道になり、LSドライバーのロフト10.5°はスピン量が多めで扱いやすいスペックだと思いました。

TOURAD VF

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グラファイトデザインのTOURADVFは、タイガーウッズやジャスティントーマスが愛用しているシャフトです。

タイガーウッズはドライバーに操作性を求めるタイプですが、TOURADVFはシャフト先端のマイルドなしなり戻りによって弾道を打ち分けやすい特徴があります。

タイガーウッズは2024年のジェネシス招待辺りではTOURADVFの60TXを使用していましたが、マスターズでは60Xにスペック変更をしていました(チップカット有り)。

タイガーウッズの歴代使用シャフトを見ると、ダイヤリードという独自のマイルドさとしなやかさが特徴のディアマナ D+(日本版はDリミテッド)を長く愛用していました。

その後はハードな元調子のベンタスブラックを使用していましたが、現在は怪我の影響もあってか、より先端に動きのあるTOURADVFを好んで使用しています。

個人的にはQI10LSドライバーと組み合わせると、よりヘッドを動かしやすくなり操作性がアップする一方で、マニュアル操作になる難しさも感じました。

24ベンタスブルー

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24ベンタスブルーは、ベンタスの代名詞的なテクノロジーであるベロコアを進化させたモデルです。

実際に打ってみると前作よりも剛性感がアップしていて、全体的にしっかりした印象を受けました。

前作は中手元辺りのしなりが大きめで粘り感が強かったですが、24ベンタスブルーは手元のしなりが抑えられていて、引き締まった先端が叩いてもブレないシャフトに進化しています。

試打室では適度なドローボールが打ちやすくほど良い捕まりがありましたが、前作よりは捕まりが抑えられているように思いました。

24ベンタスブルーは、前作ではしなりが大きく頼りないと感じたユーザーにとってはちょうど良いスペックになったのではないかと思います。

QI10LSドライバーと組み合わせてみると、方向性が安定しやすく弾道を揃えやすいメリットを感じました。

TOURAD VFよりも動きが少なく挙動が穏やかなので、安定性を求めるユーザーにおすすめです。

ぜひ一度、試してみてくださいね!