2024年モデルのコブラ、ダークスピードXフェアウェイウッドは、3モデルの中ではニュートラルな捕まりで中スピン、中弾道を打ちやすいモデルです。
コブラの中では中間的位置付けのXフェアウェイウッドは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
ダークスピードXフェアウェイウッド
試打クラブ 5番 18°
ダークスピードシリーズはフェアウェイウッドには珍しいウエイト調整機能が装備されていて、捕まり具合や打ちたい弾道を調整できるモデルです。
パワーブリッジというウエイト構造は、ヘッドの重心を低く浅くすることでエネルギー伝達を効率化することができ、スピン量を減らしてボール初速をアップするテクノロジーです。
ダークスピードXフェアウェイウッドは、3モデルの中では中スピン、中打ち出しでストレート弾道を打ちやすいモデルです。
実際に打ってみると、3モデルの中ではニュートラルなヘッド挙動でやや捕まりが抑えられている印象でした。
ダークスピードXフェアウェイウッドは捕まえに行っても引っかけにくいので、左を気にせず打てる良さがあるモデルになっています。
1ウエイトシステム
ダークスピードXフェアウェイウッドはニュートラルな捕まりでストレート弾道を打ちやすいモデルですが、ウエイトの重さを変更することで弾道を調整することができます。
ヘッド後方に重いウエイトを装着して打ってみると、スピン量が増えてより高弾道を打ちやすくなりました。
Xフェアウェイウッドは後方ウエイトの重さを変えることで、スピン量と弾道の高さを微調整することができるようになっています。
デザインと打感
ダークスピードXフェアウェイウッドは3モデルの中では中間サイズですが、他メーカーが大型ヘッドを採用していることを考えるとコンパクトなサイズ感になっていると思います。
個人的には大き過ぎないヘッドサイズが、構えやすく感じました。
カーボンクラウンが採用されていますが、見分けがつかないくらいの控えめなデザインで構えた時に気にならない所が良いと思いました。
マットブラックのヘッドにさりげなくブラックのコブラマークがデザインされていて、個人的にかっこよく思いました。
コブラ独自のH.O.Tフェースは、前作よりフェース面積が大きくなり広範囲でボール初速が高くなる設計がされていますが、しっかりとした手応えのある打感でやや弾くフィーリングがあります。
コブラのフェースは柔らかいというよりは、ハードヒッターが強く叩いても負けないような剛性感のある打感になっていると思いました。
テンセイプロ1Kレッド
シャフトスペック 60(S)
重さ 60.5g トルク 3.9 先中調子
テンセイプロ1Kレッドはシャフトの中間部分が最も柔らかくなっていますが、中間のしなりを活かして飛距離を伸ばすことができるモデルです。
シャフト先端部分は中間よりもやや硬くなっているのでインパクトで当たり負けず、適正な打ち出し角とスピン量の弾道を作ることができると言われています。
実際に打ってみると典型的な先中調子シャフトとは異なり、中調子的な挙動で先端が大きく走るモデルではないので、先調子系が苦手なユーザーにも扱いやすいのではないかと思いました。
テンセイプロ1Kレッドはインパクトの最後の一押しをしてくれるようなシャフトなので、捕まりの抑えられているヘッドにも組み合わせることができると思います。
個人的には他のシャフトよりも低スピンになり打ち出しが低くなりましたが、同時に打ち比べたディアマナWBの方がスピン量が多く高弾道を打つことができました。
テンセイプロ1Kレッドはテンセイシリーズらしい剛性の高さとシャープな挙動で、インパクト付近でボールを一押ししてくれるシャフトになっています。
ディアマナ WB63
シャフトスペック (S)
重さ 61g トルク 3.1 元調子
三菱ケミカルの2024年モデルであるディアマナWBは典型的な元調子の白マナ系に当たりますが、手元のしなり量が多くややマイルドな印象でした。
シャフトの手元側は粘り感が強く先端側はあまり動かない挙動ですが、手元のしなり感が合えば扱いやすいシャフトだと思います。
スイングする時にシャフトに強い負荷をかけるユーザーには柔らかく感じるほどトルクがあるので、ハードなイメージの白マナとは違う仕上がりになっています。
ダークスピードXフェアウェイウッドは、やや捕まりを抑えてオートマチックにストレート弾道を打ちたいユーザーにおすすめのモデルです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!