AIスモーク♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドは他のモデルとは違い、フェースセンターの狭い範囲でインパクトした時に最もパフォーマンスを発揮できるように作られています。
ツアー向けに作られたAIスモーク♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
AIスモーク♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッド
試打クラブ
5番ウッド ロフト 18°
AIスモーク♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドには通常、3番ウッドにしか採用されない弾き感が強く高初速を生み出すマレージング鋼が7番と5番、3番に採用されていてどの番手でも飛ばせるような構造になっています。
AIスモーク♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドだけはソールデザインがシンプルになっているのも、より低重心、低スピンにするためにソールの素材を変えていて吹け上がりを抑える狙いがあります。
実際に打ってみると操作性が高いのはもちろんですが、やや重めのヘッドがハードヒッターにも負けない振り応えを感じました。
試打室でAIスモークMAXフェアウェイウッドと打ち比べましたが、個人的には♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドは低スピンでキャリー不足のためか MAXの飛距離には及びませんでした。
試打をした時は特に芯は狭く感じませんでしたが、ジャストミートした時に最高飛距離を打てるのかもしれません。
MAXフェアウェイウッドはオートマチックに高弾道キャリーで飛ばせるモデルですが、♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドは充分なヘッドスピードとスピンを増やすようにインパクトしないとヘッド性能を発揮できないのかもしれませんね。
デザインと打感
今回のAIスモークシリーズのフェアウェイウッドはコンパクトヘッドになっていますが、♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドは最もヘッドサイズが小さくなっています。
全番手に採用されているマレージング鋼フェースは、やや硬めの弾き感が強い打感になっています。
AIスマートフェース
パラダイムAIスモークシリーズのメインテクノロジーは、数万ものスイングデータを基にAIが解析をしてどのような打ち方であってもスピン量や打ち出し角を補正する機能があるとのことです。
それによって弾道のばらつきを減らすことができるそうですが、試打室ではまとまりのあるストレート弾道を打ちやすかったですがミスを補正するほどの感触はありませんでした。
AIスマートフェースの恩恵は、練習場やコースなどで繰り返し使うことによってわかるのかもしれませんね。
スピーダーNXブラック
スピーダーNXブラックは新しいタイプの先中調子と言われていますが、シャフト先端が硬く中手元のしなりが大きいので中調子や元調子ユーザーにも使いやすいシャフトになっていると思います。
スピーダーNXブラックを打ってみると中手元のしなりがゆったりしているのでタイミングが取りやすく、シャフト先端が走らずボールに当てやすいフィーリングを感じました。
フジクラの公式サイトにはエボリューションⅦよりも平均飛距離がアップするとありますが、個人的には飛距離性能というよりは弾道の散らばりを抑える安定感の高さがあるように思いました。
シャフト先端の挙動に安定感がある反面、捕まりは控えめなのでドローヒッターには向いているかもしれませんが、ボールを捕まえるのが苦手なユーザーには難しく感じるかもしれません。
テンセイ50 SILVER(純正シャフト)
シャフトスペック 50(R)
重さ 52.5g トルク 5.3 中調子
純正シャフトのテンセイ50 SILVERを試打してみると、手元側はしっかりしていますがシャフト先端がスピーディにしなり戻ってシャープに振り切れる印象でした。
純正シャフトですがテンセイらしい剛性感とよどみなく振り切れるシャフトなので、普段60Sや元調子を好むユーザーにも扱いやすいモデルなのではないかと思います。
スピード感のあるシャフトにAIスモーク♦︎♦︎♦︎のヘッドがしっかりついてくるので、シャープに操作しやすい組み合わせだと思いました。
♦︎♦︎♦︎フェアウェイウッドはツアーモデルのハードさはありますが、操作性と振り応えのあるヘッドは♦︎♦︎♦︎の良さだと思いました。
ぜひ一度、試してみてくださいね!