キャロウェイの2023年モデルAPEX UWはツアーからのフィードバックを元に、ボールの上がりやすさやどんなライからでも抜けが良くなるように改良が加えられています。
前作のAPEX UWはツアーモデルらしい難しさがありましたが、どのように進化したのかレビューしたいと思います。
NEW APEX UW
試打クラブ
APEX UW 19°
前作のAPEX UWはフィルミケルソン選手や石川遼選手などが使用して話題となり人気がありましたが、ツアーモデルらしい操作性の高さで弾道を曲げやすい特徴がありました。
前作APEX UWを使っていましたが、ヘッドの反応の良さがすぐに弾道に表れるマニュアル感が強く難しさを感じました。
2023年モデルのAPEX UWを打ってみましたが、前作よりは曲がりにくくなりスピン量が増えてボールが上がりやすくなりました。
ヘッド形状を見ても投影面積が広くなり、フェアウェイウッドのようにボールが上がりやすい性能がアップしたように思います。
座りと抜けが良いソール形状
新しくなったAPEX UWにはカットソールプロデザインという新形状が採用されていて、前作よりもソールした時の座りが良くなり、U字状の浅い溝によってどんなライでも抜けが良くなるようになっています。
ソール前方のウエイトは低、浅重心効果があり、ボールの上がりやすさや操作性の高さを生んでいるのは前作とほぼ同じ構造です。
実際に打ってみるとボール手前からヘッドを入れても地面の抵抗が少なく、きれいに滑ってくれる良さを感じました。
APEX UWは重心が浅いのでヘッド後方が下がるようなことはなく、ダイレクトにボールをインパクトしやすい所もメリットだと思います。
デザインと打感
ヘッド形状は前作と大きく変わっていませんが、ボールが上がりやすいフェアウェイウッド寄りの形状に変化したように思います。
AIが番手別に設計したフラッシュフェースは、ボールスピードを上げやすく弾き感の強い打感を感じました。
新しくなったソール形状はヘッドを置いた時の座りが良いので、前作より構えやすさがアップしています。
テンセイ70 (キャロウェイ純正)
シャフトスペック(S)
重さ 66 g トルク 3.9 中調子
キャロウェイ純正のテンセイ70を打ってみると、ハイブリッド用のテンセイ1Kプロにそっくりなフィーリングで手元のしなやかな振り心地が打ちやすく感じました。
手元の粘りと先端の穏やかなしなり戻りが、フェアウェイからでもボールを拾いやすいように思いました。
テンセイ70はちょうど良い重さとトルクがあるので、幅広いユーザーに使いやすいシャフトだと思います。
2023年モデルのAPEX UWは前作よりやさしくなり、扱いやすく進化しています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!