2023年モデルのタイトリストT100アイアンは、バックフェースにタイトリストロゴが強調されたクールなデザインになりました。
ヘッド形状は大きく変わっていませんが、ソール形状を見直してさらに抜けが良くなったようです。
今回はリニューアルされた、T100アイアンのレビューをしたいと思います。
NEW T100アイアン
クラブスペック
7番アイアン ロフト 34°
新しくなったT100アイアンは見た目には大きく変わっていませんが、タイトリスト契約プロのジャスティントーマス、キャメロンヤング、トムキムなどが続々とスイッチしています。
リニューアルされたT100アイアンは、バックフェースのサポートバーが手に伝わるフィーリングをアップしていて、改良されたフェースも打感を良くしているように感じました。
またフェースのスコアラインを改良したことで、スピン性能とボールの安定感がアップしているようです。
飛距離性能は7番アイアンでトータル145yard程度でしたが、ロフト34°の割には飛ばしやすく適正なスピンの効いた弾道を打ちやすく感じました。
デザインと打感
T100アイアンを構えてみるとコンパクトでシャープな顔はそのままに、高い操作性は健在です。
ソール形状はボーケイウェッジのソールデザインを取り入れていて、ターフを取りやすく抜けが良くなるように改良されています。
T100アイアンを打ってみると、前作よりもボールの潰れ感を感じやすく球持ちが良くなり、打感がマイルドになっているように感じました。
タングステンが内蔵されている複合ヘッドでここまで打感がソフトになるのは、バックフェースに新しく採用されたサポートバーとフェースの改良がされたからなのかもしれません。
T100・T150
2つのモデルを比較すると、T100アイアンはコンパクトヘッドがスピーディにヘッドターンしてくれるので、シャープな操作性が魅力的なモデルになっています。
T150アイアンはT100アイアンほどのシャープさはなく、ゆっくりヘッドターンするオートマチック感を感じました。
T150アイアンはソールのタングステンウエイトが大きめで低重心化されているので、インパクト付近の挙動に穏やかさがあります。
アイアンショットに高い操作性を求めるユーザーにはT100アイアン、操作性よりもオートマチックさとミスへの許容性を求めるユーザーにはT150アイアンがおすすめです。
カスタムシャフト
試打シャフト
ダイナミックゴールド S 200
NS PRO MODUS 105 S
今回は2種類のシャフトを打ち比べてみました。
それぞれ重さに違いがありますが、モーダス105はシャフト先端の走り感があるのでよりスピーディに振りやすく、弾道を打ち分けたいユーザーには操作性が高いシャフトなのでおすすめです。
DG S200は手元の粘り感が強くシャフト全体がゆっくり動くので、どちらかと言えばボディターンタイプに向いているように思います。
T100アイアンは両方のシャフト共に打ちやすかったので、ユーザーの好みで選ぶのが良いのではないかと思います。
2023年のTシリーズは、前作と違い6本セットの縛りができてしまいました。
個人的にはPW〜6番のセットが買いやすかったのですが、この販売形式にした所、予想外に5番アイアンの注文が多く欠品になってしまったことが理由だそうです。
T100アイアンは見た目にはあまり変わってないように思いますが、さらに打感が良くなりコースでより実感できるように性能がアップしているように思いました。
ぜひ一度、試してみてくださいね!