2023年モデルのタイトリストT200アイアンは、飛距離性能の高さとT100アイアンと同等のシャープなデザインを兼ね備えたモデルになっています。
飛距離性能と寛容性の高いT200アイアンは常に人気がありますが、リニューアルされたモデルがどのような性能なのかレビューしたいと思います。
NEW T200アイアン
クラブスペック
7番アイアン ロフト 30.5°
新しくなったT200アイアンは契約プロの要望から形状の変更はせず、T100やT150と同じブレード長とオフセットでコンボセットにしても違和感がないように作られています。
タイトリスト契約プロの中には、ロングアイアンのみT200アイアンを採用しているプロも多く、ツアープロでも使いやすいシャープなモデルなのが伺えます。
実際にT100、T150アイアンと打ち比べていても、トップブレードの厚みが違う程度で違和感を感じないコンパクトな形状になっています。
T200アイアンはフェースの広範囲でボール初速をアップする、マックスインパクトテクノロジーを進化させてさらなる飛びを追求しています。
試打室では7番アイアンでトータル155yard程度の飛距離性能で、低重心ヘッドなのでボールが上がりやすく感じました。
ヘッドサイズはややボリュームがあるのでT100アイアンほどの高い操作性はありませんが、オートマチックに飛ばせる寛容性の高いモデルだと思いました。
デザインと打感
T200アイアンはT100、T150ほどの打感のマイルドさはありませんが、弾き感が強くボールのスピード感を感じるフェースになっています。
ヘッドターンは緩やかなので、オートマチックにストレート系の弾道を打ちやすくなっています。
T200アイアンはT100、T150アイアンと同等のサイズなので見た目は損なわないまま、飛距離性能と寛容性を感じられるモデルだと思います。
T200・T350
T200アイアンはT100、T150アイアンの流れを汲んだモデルですが、T350アイアンは飛距離性能とやさしさに特化したモデルになっています。
2つのモデルを打ち比べるとT200アイアンは弾道を打ち分ける操作性がありますが、T350アイアンはオートマチック感が強く操作性はあまりないように感じました。
T350アイアンは中空構造になり明らかにヘッドサイズが大きいワイドソールなので、ヘッドターンが緩やかでした。
それぞれのモデルはターゲットユーザーが違うので、性能の違いは当然なのかもしれません。
T200アイアンがツアー向けに作られたやさしいモデルだとすると、T350アイアンはアマチュア向けのやさしいアイアンと言えるかもしれませんね。
純正カスタムシャフト
テンセイAV AM2ブルー(S)
重さ 70〜88g トルク 2.9 中調子
ブルーラベルのテンセイAV AM2ブルーは、ユーティリティからウェッジまでカスタムできるシャフトです。
軽量モデルながらしっかりしたシャフトで、全体的に剛性感の高い遊びの少ないシャフトです。
シャフト径は太く振り応えがあるので、軽硬シャフトが好きなユーザーにおすすめです。
テンセイAV AM2レッド (S)
重さ 60〜68g トルク 2.9 先中調子
レッドラベルのテンセイAV AM2レッドは、ブルーと同じくしっかりした振り応えのあるシャフトです。
ブルーとの違いはレッドの方が軽くシャフト先端が走ってくれるので、より捕まりが良くなるモデルだと思います。
2つの純正カーボンシャフトはT200、T350アイアンの飛距離性能と寛容性を活かしてくれるシャフトだと思います。
飛距離性能と適度な操作性、寛容性のバランスが良くなったT200アイアン、ぜひ一度試してみてくださいね!