タイトリストT150アイアンを購入して、練習場で試打計測をしました。
今回はクラブの性能がよりわかりやすい練習場の試打レビューと、PW〜5番アイアンについて詳しくレビューしたいと思います。
NEW T150アイアン
クラブスペック
7番アイアン ロフト 32°
T150アイアンは前作のT100Sでは小顔過ぎてシビアに感じるユーザーの声を反映して作られたモデルだそうですが、T100アイアンに寛容性とオートマチックさをプラスしたようなアイアンになっています。
T100アイアンのシャープな操作性とマイルドな打感を残しつつ、T200アイアンのミスヒットへの強さとオートマチックな飛びを掛け合わせたアイアンがT150というイメージです。
試打をした時は、T100アイアンよりもT150アイアンの方がややスピン量が少なく直進性の高い弾道になりました。
T150アイアンは寛容性を高めたモデルですが、無闇に飛距離を追求せずにアイアンの役割を果たすように仕上げているのはタイトリストらしさなのかもしれませんね。
デザインと打感
T150アイアンを構えてみると、トップブレードがT100アイアンよりも厚くなっているので安心感を感じやすくなっています。
ブレード長はT100アイアンよりもわずかに長くなっていますが、充分シャープな顔をしていると思います。
ソール幅はやや広くタングステンウエイトによって低重心化されているので、ミスヒットに強くボールが上がりやすくなっています。
ダウンブローが強いユーザーにはより打ち込みやすいT100アイアン、払い打つタイプのユーザーには低重心でオートマチックさのあるT150アイアンがおすすめです。
T150アイアンの打感はT100アイアンの打感とほぼ変わらないソリッドなフィーリングがありながら、マイルドさと球持ちの良さを感じる打感だと思いました。
試打データ
計測機 ボイスキャディSC300
PW
9番アイアン
8番アイアン
ショートアイアンは比較的コンパクトで構えやすくソール幅は広すぎないので、シャープに振り抜ける良さを感じました。
ロフトなりのスピン量で高弾道を打ちやすく、グリーン上に止まりやすい弾道になりました。
T150アイアンはヘッドに内蔵されたタングステンウエイトによって寛容性が高く、直進性の高い弾道を打ちやすいモデルだと思います。
7番アイアン
6番アイアン
5番アイアン
飛距離性能は標準的で、ミドル、ロングアイアンも寛容性が高くミスヒットへの強さを感じました。
ロングアイアンは中弾道を打ちやすくボールが上がりにくいわけではありませんが、充分な高さを出すにはヘッドスピードとテクニックが必要だと思いました。
普段からダウンブローに打つユーザーや、待ち球がフェードのユーザーには高弾道を打ちやすいと思います。
プロジェクトX6.0
シャフトスペック 6.0
重さ 121g トルク 非公表 元調子
プロジェクトXはPGAツアーでマキロイ選手や、スピース選手などの有名選手が愛用しているシャフトです。マキロイ選手やスピース選手の使用スペックは、最重量の130gを超える7.0を使用しているようです。
しかし、6.0はアマチュアにも使える120g台のシャフトで、6段階あるスペックの真ん中の位置付けです。
捕まりの良いシャフトではないので、硬くて重いシャフトを好むユーザーにおすすめです。カーボンに近い独特なしなりがあるので、ハマる人には最高のシャフトになるのではないかと思います。
プロジェクトXは切り返しからインパクトにかけての挙動が素直なので、一気に振り切れる良さがあると思います。
タイトリストではプロジェクトXをカスタムオーダーするとアップチャージ料金が高くなっていますが、元調子シャフトが好きなユーザーにはぜひ試してもらいたい組み合わせです。
かっこいいデザインとバランスの取れた性能のT150アイアン、ぜひ一度試してみてくださいね！
