三菱ケミカル主催の試打会で、ディアマナサンプアイアンの95S•105S•X•115Xを打ち比べてみました。
NEWディアマナサンプアイアンはデザインがブラックに一新されてホログラムのロゴがかっこよくなりましたが、なかなか打つ機会の少ないスペックを打ち比べたレビューをしたいと思います。
ディアマナサンプ95S
試打クラブスペック
P770アイアン 7番
シャフトスペック(95S)
重さ 94g トルク 1.9 元調子
95SはテーラーメイドのP770アイアンが、標準カスタムシャフトとして採用しています。
ディアマナサンプアイアンは95Sでも手元と先端がしっかりしていて、中間のしなりでタイミングを取るシャフトです。
しっかり振ってもブレないシャフトなので捕まりは控えめですが、ダウンブローに打ち込んでも当たり負けしない良さがあります。
P770アイアンにディアマナサンプを組んでみると、打ち出しの高い高弾道、高スピン弾道になりました。
P770アイアンは中空構造でボールが上がりやすいモデルですが、ヘッドの影響だけでなく軽量カーボンシャフトならではのボールの上げやすさを感じました。
ディアマナサンプ105S
試打クラブスペック
ミズノプロ225アイアン
7番 ロフト 30°
シャフトスペック(S)
重さ 106 g トルク 1.7 元調子
試打ヘッドのミズノプロ225アイアンは、中空構造でやや大きめのヘッドなので寛容性が高くなっています。
ディアマナサンプ105のSとXを組んでも楽にボールが上がり、滞空時間の長い弾道を打ちやすかったです。
105Sはシャフト中間のしなりを感じやすいので、先端は硬くても捕まえやすい挙動を感じました。
シャフトのしなり量に遊びがあるスペックなので、普段フレックスSを使うユーザーにおすすめです。
重量が軽いと硬く感じやすく、重いとしなりを感じやすいためか95Sよりも、105Sの方がしなりを感じやすい印象です。
ディアマナサンプ105X
シャフトスペック(X)
重さ 107 g トルク 1.6 元調子
105Sよりはシャフト全体が引き締まった、ややハードなスペックです。
シャフトが余計な動きをしないので追随性が高く、ヘッドコントロールのしやすさを感じました。
個人的にはシャフトのもたつきがなく重さもちょうどいいので、シャープに振り切れるスペックでした。
ミズノプロ225アイアンを105SとXで打ち比べましたが、捕まりにほとんど差はなく安定した中〜高弾道を打ちやすかったです。
ディアマナサンプ115X
試打クラブスペック
ミズノプロ225アイアン
7番 ロフト 30°
シャフトスペック(X)
重さ 115 g トルク 1.6 元調子
ディアマナサンプアイアンの中では最重量スペックになりますが、115gの重さだけでなくしなりがほとんどないハードなスペックでした。
シャフトの手元側と先端は激硬で、中間のしなりはわずかに感じる程度なので捕まりはかなり弱いスペックです。
試打をしてみてここまで捕まらないスペックだとハードヒッターでない限りは、無理をして捕まえようとしてしまうのでスイングが崩れやすいように感じました。
ディアマナサンプアイアンは硬めで動きの少ないシャフトなので、元調子ユーザーには扱いやすいシャフトだと思います。
ユーザーに合うスペックが見つかればスチールシャフトとは違う振りやすさで、アイアンショットにも良い変化が起きるのではないかと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!