2022年モデルのスコッティキャメロンファントムXシリーズのラインナップは豊富にありますが、その中でもややコンパクトで操作しやすいマレットタイプのX9を、コースで使用したレビューをしたいと思います。
ファントムX9
ファントムX9
34インチ
ネック
ミッドベンド
ファントムX9はマレットタイプの中ではややコンパクトサイズで、ある程度の操作性があるパターです。
大型マレットは慣性モーメントを高めてオートマチックに打ちやすい反面、重いヘッドが多くストロークしにくいデメリットがあります。
ファントムX9はマレットの中では軽快にストロークしやすく、ヘッド後方に重さを感じない振りやすさが魅力だと思いました。
ミッドベントネックはまっすぐ振ってストレートを打ちやすいネックなので、コースでは1m〜2mのショートパットの成功率が上がりました。
プレッシャーのかかるショートパットを、特に意識しなくてもまっすぐ打てるメリットのあるパターです。
デザインと打感
フェースには高級素材の303ステンレススチールが採用されていて、ボールの食い付きが良いソフトな打感になっています。
ボディがアルミニウム構造になっているのも、打感の柔らかさにつながっているように思いました。
X9はX5と同じややコンパクトなマレット形状で、方向性を合わせやすくフェースが被って見えない所が気に入っています。
アライメントラインはシンプルな白いラインですが、ターゲットに方向性を合わせやすいデザインになっています。
ファントムX5とX11の中間モデル
ファントムX9はX5と似た形状になっていますが、X5のウイングの真ん中部分を埋めたようなデザインになっています。
個人的にはX9の方が構えた時に方向性を合わせやすく感じたので、X9を選びました。
X11はより大きいヘッドで慣性モーメントの高いモデルですが、試打をした時ヘッド後方が重く振りにくく感じました。
X11はヘッド後方にウイングが付いているのでストロークの安定感は高くなりますが、操作性が控えめなのでよりオートマチックなパターが好みのユーザーにおすすめです。
X5とX9は基本的に同じ形状で性能もほとんど同じなので、ソール一体型デザインのX9と、オーソドックスな角型マレットのX5、構えやすいデザインで選ぶと良いと思いました。
NEWピストレロプラスグリップ
2022年モデルのファントムXシリーズのグリップは奇抜なデザインが目を引きますが、グリップの感触はしっとりとしていて、手にピッタリフィットするフィーリングがあります。
ピストルグリップは手のひらと指の関節をどこに合わせるのがいいのか試行錯誤していますが、ポジションが決まればストレートに打ちやすいグリップだと思います。
スコッティキャメロンのグリップは、スーパーストロークなどのグリップよりは細めなので繊細なタッチを出しやすい印象です。
ファントムX9は振りやすさとまっすぐ打てるオートマチックさのバランスが良いパターなので、マレットパターに操作性を求めるユーザーにおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!