Golf Powers 試打レビュー☆

カスタムクラブ、ゴルフクラブ試打レビュー☆YouTube公開中!

タイトリストT100・T150・T200・T350アイアン試打評価(2023年モデル)

 

 

2023年モデルのタイトリストTシリーズアイアンは、新たにT150アイアンT350アイアンが追加されてリニューアルされたT100、T200アイアンと合わせて4モデルのラインナップになりました。

今回はTシリーズ、4モデルを打ち比べたレビューをしたいと思います!

T100アイアン

f:id:golfpowers:20230808154205j:image

左がT100アイアン 右がT150アイアン

クラブスペック

7番アイアン ロフト 34°

新しくなったT100アイアンは見た目には大きく変わっていませんが、タイトリスト契約プロのジャスティントーマス、キャメロンヤング、トムキムなどが続々とスイッチしています。

リニューアルされたT100アイアンは、バックフェースのサポートバーが手に伝わるフィーリングをアップしていて、改良されたフェースも打感を良くしているように感じました。

実際に打ってみるとボールの潰れ感が手に伝わるマイルドな打感で、前作よりもソフトなフィーリングを感じました。

またフェースのスコアラインを改良したことで、スピン性能とボールの安定感がアップしているようです。

飛距離性能は7番アイアンでトータル145yard程度でしたが、ロフト34°の割には飛ばしやすく適正なスピンの効いた弾道を打ちやすく感じました。

見た目の形状はほとんど変わらず、コンパクトヘッドなので操作性の高さは健在です。

T150アイアン

f:id:golfpowers:20230808154239j:image

クラブスペック

7番アイアン ロフト 32°

T150アイアンは前作のT100Sでは小顔過ぎてシビアに感じるユーザーの声を反映して作られたモデルだそうですが、T100アイアンに寛容性とオートマチックさをプラスしたようなアイアンになっています。

T100アイアンのシャープな操作性とマイルドな打感を残しつつ、T200アイアンのミスヒットへの強さとオートマチックな飛びを掛け合わせたアイアンがT150というわけですね。

試打をした時は、T100アイアンよりもT150アイアンの方がややスピン量が少なく直進性の高い弾道になりました。

飛距離性能は7番アイアンのロフト32°なりの距離で、トータル150yard程度でした。

T150アイアンは寛容性を高めたモデルですが、無闇に飛距離を追求せずにアイアンの役割を果たすように仕上げているのはタイトリストらしさなのかもしれませんね。

構えてみるとT100アイアンよりはボリュームのあるヘッド形状ですが、充分コンパクトなサイズなのでツアーモデルが好きなユーザーにおすすめです。

T200アイアン

f:id:golfpowers:20230806185203j:image

左がT200アイアン 右がT350アイアン

クラブスペック

7番アイアン ロフト 30.5°

新しくなったT200アイアンは契約プロの要望から形状の変更はせず、T100やT150と同じブレード長とオフセットでコンボセットにしても違和感がないように作られています。

タイトリスト契約プロの中には、ロングアイアンのみT200アイアンを採用しているプロも多く、ツアープロでも使いやすいシャープなモデルなのが伺えます。

実際にT100、T150アイアンと打ち比べていても、トップブレードの厚みが違う程度で違和感を感じないコンパクトな形状になっています。

T200アイアンはフェースの広範囲でボール初速をアップする、マックスインパクトテクノロジーを進化させてさらなる飛びを追求しています。

試打室では7番アイアンでトータル155yard程度の飛距離性能で、低重心ヘッドなのでボールが上がりやすく感じました。

ヘッドサイズはややボリュームがあるのでT100アイアンほどの高い操作性はありませんが、オートマチックに飛ばせる寛容性の高いモデルだと思いました。

T350アイアン

f:id:golfpowers:20230808153602j:image

クラブスペック

7番アイアン ロフト 29°

T350アイアンは前作、T300アイアンのキャビティバックから中空構造になり、タングステンウエイトを再配置して慣性モーメントをアップさせたモデルです。

前作と比較するとT350アイアンはボディの剛性がアップしてインパクトの振動を抑え、高反発エリアが拡大して高初速エリアが増えたとのことです。

実際に打ってみると低重心化されたヘッドはオートマチック感が強く、弾き感の強いストレート系の弾道を打ちやすく感じました。

試打室では7番アイアンでトータル158yard程度の飛距離性能で、個人的にはロフト差の小さいT200アイアンとの飛距離の差は少なかったです。

Tシリーズの中では一番大きいヘッドでオートマチックな飛びに特化したモデルですが、バックフェースのデザインはスタイリッシュなので、かっこいい飛び系アイアンを使いたいユーザーにおすすめです。

カスタムスチールシャフト

f:id:golfpowers:20230808184521j:image

試打シャフト

ダイナミックゴールド S 200

NS PRO MODUS   105 S

今回は2種類のスチールシャフトを打ち比べてみました。

それぞれ重さに違いがありますが、モーダス105はシャフト先端の走り感があるのでよりスピーディに振りやすく、弾道を打ち分けたいユーザーには操作性が高いシャフトなのでおすすめです。

DG S200は手元の粘り感が強くシャフト全体がゆっくり動くので、どちらかと言えばボディターンタイプに向いているように思います。

 個人的にはT100、T150アイアンは両方のシャフト共に打ちやすかったので、ユーザーの好みで選ぶのが良いのではないかと思います。

純正カスタムシャフト(カーボン)

f:id:golfpowers:20230806185645j:image

テンセイAV AM2ブルー(S)

重さ  70〜88g    トルク  2.9    中調子

ブルーラベルのテンセイAV AM2ブルーは、ユーティリティからウェッジまでカスタムできるシャフトです。

軽量モデルながらしっかりしたシャフトで、全体的に剛性感の高い遊びの少ないシャフトです。

シャフト径は太く振り応えがあるので、軽硬シャフトが好きなユーザーにおすすめです。

テンセイAV AM2レッド  (S)

重さ  60〜68g    トルク  2.9    先中調子

レッドラベルのテンセイAV AM2レッドは、ブルーと同じくしっかりした振り応えのあるシャフトです。

ブルーとの違いはレッドの方が軽くシャフト先端が走ってくれるので、より捕まりが良くなるモデルだと思います。

2つの純正カーボンシャフトはT200、T350アイアンの飛距離性能と寛容性を活かしてくれるシャフトだと思います。

2023年のTシリーズは、前作と違い6本セットの縛りができてしまいました。

個人的にはPW〜6番のセットが買いやすかったのですが、この販売形式にした所、予想外に5番アイアンの注文が多く欠品になってしまったことが理由だそうです。

ぜひ一度、試してみてくださいね!