2023年モデルのブリヂストン233HFアイアンは、中空ヘッドと高初速フェースで寛容性と飛距離性能に特化したモデルになっています。
233HFアイアンはやさしさだけでなく、軟鉄鍛造ボディの打感の良さにもこだわっています。
今回は練習場で試打をした、レビューをしたいと思います。
ユーティリティのようなアイアン
試打クラブ
7番 / ロフト 28° 5番 / ロフト 22°
233HFアイアンはブリヂストンのBシリーズの中では、最もヘッドサイズが大きくストロングロフトになっている飛距離性能と寛容性に特化したモデルです。
最近ではどのメーカーも飛び系アイアンをリリースしていますが、ブリヂストンが飛び系アイアンをリリースするのは珍しくブリヂストンらしさの詰まった飛び系アイアンになっています。
練習場では飛び系アイアンとは思えないマイルドな打感で、ストロングロフトでもボールが上がりやすく簡単にまっすぐ打てるやさしさを感じました。
試打をした7番アイアンのロフトは29°とストロングロフトなので、スピン量少なめの強い弾道を打ちやすく飛距離性能の高さを感じました。
5番アイアンのロフトは22°ですが低重心設計になっているのでボールが上がりやすく、まるでユーティリティアイアンのような弾道になりました。
223HFアイアンのロングアイアンがあれば、ユーティリティアイアンのようにやさしく飛距離を稼げると思いました。
デザインと打感
223HFアイアンはユーティリティアイアンに近い性能と形状をしていて、長いブレードとワイドソールの中空構造が特徴的です。
ヘッド内部には打感を柔らかくするポリマー素材が使われていて、軟鉄鍛造に近いソフトなフィーリングを感じました。
Bシリーズのウッドなどに採用されているサスペンションコアと反発性能の高いフェースは、打点がズレても高初速弾道を打ちやすくなっています。
ラージサイズのヘッドではありますが、柔らかい打感とシャープなデザインがかっこいいアイアンだと思いました。
標準カスタムシャフト
VANQISH BS 50 i (S)
重さ 57g トルク 3.4 中調子
ブリヂストンの純正シャフトVANQISHは、軽い割りにはしっかりしたシャフトでほど良い捕まりがあるのが特徴です。
シャフト全体のどこかが大きくしなる訳ではなく均等なしなりがあるので、振り遅れることなく打てる良さを感じました。
233HFアイアンは標準的なアイアンと比べて一番手以上飛距離の出るモデルなので、軽く振って飛ばしたいユーザーにはおすすめの組み合わせです。
NSPRO850GH NEO (S)
重さ 88g トルク 2.0 中調子
定番モデルの950GHNEOよりも約10g軽い850GHNEOは、トルクが少なめでシャープに振り切れるシャフトです。
950GHNEOでは重さや硬さを感じるユーザーには、マイルドな振り心地の850GHNEOがおすすめです。
233HFアイアンはユーティリティアイアンのような寛容性と飛距離性能と、ブリヂストンらしい打感の良さが加わったモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!