2023年モデルのキャロウェイパラダイムスーパーハイブリッドは、フェアウェイウッドで打つ距離をとにかくやさしく打てるように作られたクラブです。
前作のエピックスーパーハイブリッドよりもフェアウェイウッドのような形状になりやさしく飛ばせる設計になっていますが、実際に打ってみたレビューをしたいと思います!
パラダイムスーパーハイブリッド
試打クラブ
ロフト 21°
パラダイムスーパーハイブリッドはチタン製のフェースとボディを採用することで飛距離性能を高め、低重心設計でオートマチックに高弾道を打てるクラブです。
実際に打ってみるとハイブリッドと言うよりはショートウッドを打っているような感覚で、払い打ちをしやすくボールを拾いやすい特徴を感じました。
ヘッド内部には大量のタングステンウエイトが入っているので、オートマチックな挙動でボールが捕まりやすくとにかく楽に飛ばせるやさしさがあると思いました。
スーパーハイブリッドと言うネーミングからすると、前作のエピックスーパーハイブリッドの後継モデルの印象を受けますが、チタン製フェースが共通しているくらいで全く別物のクラブ性能になっています。
試打をしたのは7番ウッドと同じロフトですが、パラダイムスーパーハイブリッドの長さは一般的な7番ウッドよりも約2インチ短く、フェアウェイウッドのような高弾道を楽に打てる所が良さだと思います。
デザインと打感
構えてみると大きめのヘッドサイズが、いかにもやさしいクラブなのを感じさせてくれます。
ソールするとフェアウェイウッドのような座りの良さがあって、カーボンクラウンと低重心ヘッドが簡単にボールを上げてくれます。
チタンフェースの打感はとても柔らかく、まるでチタン製ドライバーを打っているようなフィーリングがありました。
試打室ではオートマチックに高弾道ドローボールが打ちやすく、マイルドな打感が心地良く感じました。
APEX UWとの違い
2023年モデルのAPEX UWは浅重心効果で操作性が高く、シャープな形状のコンパクトヘッドが特徴のクラブです。
APEX UWは前作よりも高弾道を打ちやすく弾道の打ち分けができる良さがありますが、マニュアル操作が難しい所でもあります。
パラダイムスーパーハイブリッドはとにかくオートマチックに打てるやさしさがありますが、弾道を打ち分けるのには向いていないのでどちらが良いかはユーザー次第だと思います。
APEX UWはフェアウェイウッド用のシャフトを選ぶことができて、クラブ長がやや長めになります。
パラダイムスーパーハイブリッドはハイブリッド用シャフトを選ぶことができて、クラブ長がやや短くなります。
カスタムシャフトを考えると40インチ程度の長さもあってシャフト選びに悩みますが、ユーザー好みのシャフトでどちらにするか選ぶのもありだと思います。
VENTUS TR5(キャロウェイ純正)
シャフトスペック(S)
重さ 約53g トルク4.1 中調子
純正シャフトは50g台の軽量モデルなので、軽く振っても距離を出すことができます。
トルク通りにしなり量は多く粘る挙動があって、捕まりの良いシャフトになっています。
純正シャフトでは物足りないユーザーには、好みのハイブリッドシャフトをカスタムオーダーすることができます。
ツアーAD DIハイブリッド
捕まり / 普通
弾道 / 中弾道
スピン量 / 中スピン
ツアーAD DIは他のハイブリッドシャフトと比べて、硬さが際立つシャフトになっています。
ハイブリッドシャフトの代表的なモデル、テンセイオレンジ、スピーダーTR、モーダスGOSTなどの同スペックと比べても硬く感じるユーザーは多いはずです。
トルクを比較すると数値上では同程度でも、ツアーADらしい剛性感があってしっかりしたフィーリングのシャフトになっています。
数あるハイブリッドシャフトの中でもツアーAD DIは振り応えのあるシャフトで、重量感を感じやすく粘る挙動で高い安定性があると思います。
ツアーAD DIはシャフト先端のしなり戻りがあるので、捕まりは悪くないシャフトです。
スピン量は中スピンでボールが比較的上がりやすいので、ロングショットでもグリーンに止めやすい弾道を作れると思います。
プロツアーのイメージが強いシャフトですが、ユーザーに合うスペックを選べば長く使えるハイブリッドになると思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!