G430フェアウェイウッドシリーズの3モデル目に当たる、LSTフェアウェイウッドが登場しました。
LSTには3モデルの中で唯一のチタンフェースが採用されていて、低スピン弾道、高打ち出しで飛ばすために超低重心化されています。
今回のLSTは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
前作よりやさしくなった
ロフト15°
シャフト
PINGツアー2.0クローム 65S
重さ56g トルク 4.2 中元調子
試打室でティアップせずに打ってみましたが、LSTの割には捕まりが良くドローボールを打ちやすい性能を感じました。
LSTは左に行きにくいイメージがありますがヘッド挙動は素直に動いてくれるので、捕まえに行ってややドローボールになる程度のちょうど良い捕まり具合だと思います。
弾道の傾向は低〜中スピン、中弾道傾向でティアップするとドライバー並みに飛ばせるフェアウェイウッドになっています。
G430LSTフェアウェイウッドは前作よりも捕まりが良くなり、3番ウッドでもやさしくボールが上がるように進化していると思います。
タングステンソールプレート
ソールには約80gのウエイトが装備されていますが、このウエイトがあることで楽にボールを上げやすく安定した挙動を生んでいます。
重量のあるウエイトですが重さが邪魔になることはなく、ソールを滑らせやすいメリットも感じました。
PINGらしい低・深重心ヘッドのやさしさがさらにアップしていて、低スピン弾道を打ちやすい飛距離性能の高さもあるモデルになっています。
βチタンフェース
G430フェアウェイウッドシリーズの中で唯一のチタンフェースが使われていて、弾き感の強いドライバーのような打感になっています。
チタンらしい柔らかさもあるので、フェースがたわむフィーリングが心地良い打感だと思いました。
高音の金属音で大きめな打音なので、好みが分かれるかもしれません。
G430MAXやSFTのフェースには硬めの素材であるマレージング鋼が使われていますが、柔らかくたわむチタンの打感が好みのユーザーにはLSTがおすすめです。
デザイン
前作のG425LSTフェアウェイウッドは三角に近い形状でしたが、G430LSTは丸みのある整った形状で構えやすく感じました。
コンパクトなヘッドサイズはそのままなので、小ぶりなヘッドが好みのユーザーにおすすめです。
コンパクトな形状の割には難しくないモデルなので、やさしく低スピン弾道を打ちたいユーザーには試してみてもらいたいです。
PING TOUR2.0クローム65S
好評だったピンツアー173シリーズがリニューアルされ、ラインナップがブラックとクロームの2種類になりました。
ピンツアー2.0クロームは高弾道になりやすく、ブラックに比べて捕まりの良いシャフトです。
実際に打ってみると前作よりしなり量が多く、粘るフィーリングが強くなりました。
典型的な中元調子で、手元の粘り感でタイミングを取り、スピーディなしなり戻りでボールを捕まえられます。
前作と比較すると、ピンツアー173・65Sの方が硬く張りが強いので、ピンツアー2.0クロームでは65Xが同程度のスペックになると思います。
G430LSTフェアウェイウッドのような捕まりが抑えられているヘッドに組むと捕まりを助けてくれるので、ドローボールを打ちたいユーザーにはおすすめの組み合わせです。
PINGTOUR2.0ブラックは先端が硬めの元調子系シャフトなので、しっかりしたシャフトが好みのユーザーや、左を消してストレートからフェードを打ちたいユーザーにおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね！
