2024年モデルのコブラダークスピードLSフェアウェイウッドは、3モデルの中では最もコンパクトな形状で低スピン弾道を打ちやすいモデルです。
コブラの中では最もツアーモデル寄りのダークスピードLSフェアウェイウッドは、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
ダークスピードLSフェアウェイウッド
試打クラブ 5番 ロフト 17.5°
ダークスピードシリーズはフェアウェイウッドには珍しいウエイト調整機能が装備されていて、捕まり具合や打ちたい弾道を調整できるモデルです。
パワーブリッジというウエイト構造は、ヘッドの重心を低く浅くすることでエネルギー伝達を効率化することができ、スピン量を減らしてボール初速をアップするテクノロジーです。
ダークスピードLSフェアウェイウッドは、3モデルの中では低スピン、中打ち出しで飛距離性能の高いモデルです。
実際に打ってみると捕まりが抑えられていて、オートマチックにストレートからフェードボールを打ちやすい性能を感じました。
LSフェアウェイウッドはしっかり捕まえて打つとややドローボールになるくらいなので、引っかけや左のミスを減らしたいユーザーにおすすめです。
LSフェアウェイウッドは叩いても吹け上がらず、スピン量が抑えられる打ち応えのあるモデルになっています。
3ウエイトシステム
ダークスピードLSフェアウェイウッドは低スピンモデルと言われていますが、ウエイトポジションを変更することで好みの弾道に調整することができます。
ヘッド後方に重いウエイトを装着して打ってみると、ややスピン量が増えてストレートに近い弾道になり寛容性が高くなりました。
その他にもフェース側のウエイトをトウ、ヒールで入れ替えることで捕まり具合を調整できるので、ユーザーに合わせて調整できるメリットがあります。
デザインと打感
ダークスピードLSフェアウェイウッドを構えてみると、コンパクトなヘッドで操作性の高い形状をしています。
クラウンにはカーボンが採用されていますが、見分けがつかないくらいの控えめなデザインで構えた時に気にならない所が良いと思いました。
マットブラックのヘッドにさりげなくブラックのコブラマークがデザインされていて、個人的にかっこよく思いました。
コブラ独自のH.O.Tフェースは、前作よりフェース面積が大きくなり広範囲でボール初速が高くなる設計がされていますが、しっかりとした手応えのある打感でやや弾くフィーリングがあります。
LSフェアウェイウッドのフェースにはチタンが採用されていますが、従来のドライバーのような弾き感が特徴になっています。
コブラのフェースは柔らかいというよりは、ハードヒッターが強く叩いても負けないような剛性感のある打感になっていると思いました。
ディアマナ WB63
シャフトスペック (S)
重さ 61g トルク 3.1 元調子
三菱ケミカルの2024年モデルであるディアマナWBは典型的な元調子の白マナ系に当たりますが、手元のしなり量が多くややマイルドな印象でした。
シャフトの手元側は粘り感が強く先端側はあまり動かない挙動ですが、手元のしなり感が合えば扱いやすいシャフトだと思います。
スイングする時にシャフトに強い負荷をかけるユーザーには柔らかく感じるほどトルクがあるので、ハードなイメージの白マナとは違う仕上がりになっています。
個人的にはディアマナWBを組み合わせると、スピン量が増えてボールが上がりやすくなったので、キャリーで飛ばしたいユーザーにはおすすめです。
ダークスピードLSフェアウェイウッドはツアーモデルですが、難しいという訳ではなく安定したフェードボールを打ちやすいモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!