タイトリストTSR 1フェアウェイウッドはクラブの軽量化と寛容性の高さ、ボールの上がりやすさによってやさしく飛ばせるモデルになっています。
TSR1は新たにホーゼルを改良することで、深・低重心化を実現して高弾道で飛ばせる性能があるようです。
前作よりもさらにやさしく飛ばせるのか、実際に打ってみたレビューをしたいと思います。
高弾道キャリーで飛ばせるモデル
5番ウッド ロフト18°
シャフト
TSP120 50R
TSR1フェアウェイウッドは軽いクラブを速く振ることでヘッドスピードを上げて、高い打ち出し角とボール初速を上げることで飛距離アップを狙ったモデルです。
TSR1フェアウェイウッドはTSR2と比べて20g軽くなっているので、ヘッドターンが楽にできてインパクトゾーンで楽にボールを捕まえられます。
試打室では楽に高弾道を打ちやすく飛距離は195yardを計測したので、ボールが上がりやすくスピン量が多くても飛距離を伸ばせる結果になりました。
僕は普段からスピン量が少ないタイプなので、TSR1のような高打ち出し高初速ヘッドでスピン量が適正になるので飛距離が出しやすくなるのだと思います。
逆に普段からスピン量が多いユーザーにはボールが上がり過ぎて、飛距離ロスになるかもしれません。
TSR1フェアウェイウッドはやさしさ満載のモデルですが、スイングタイプによってはヘッドスピードが速くても飛距離アップの期待ができるモデルだと思いました。
TSR1の改良点
TSR1フェアウェイウッドは長い間採用されていたソールの溝(ARC)が無くなり、新しくなったホーゼルによってヘッドの安定感がアップしています。
溝が無くなりすっきりしたデザインになりましたが、性能面では前作より重心が低く後方に下がり、ボールが上がりやすくなってスピン量がやや増えています。
前作のTSI・1フェアウェイウッドもやさしさを全面に出していましたが、TSR1は新設計によってさらに寛容性がアップしています。
実際に打ってみても、打ち出しの高い弾道になるので5番ウッドはもちろん、 3番ウッドをフェアウェイから打ってもキャリーが出しやすく飛ばせるモデルだと思いました。
デザインと打感
TSR1フェアウェイウッドのヘッドサイズはTSRシリーズの中では1番大きくなっていて、ホーゼルを軽量化することでさらに深・低重心化しています。
TSR1の5番ウッドは平均的な3番ウッドと同程度の大きさですが、トウ・ヒールから絞られたバランスの良い形状で構えやすく感じました。
TSR2・3フェアウェイウッドはコンパクトサイズなので、TSR1は今時の大きさで構えた時の安心感があると思います。
TSR1のフェース素材はTSIシリーズと同じですが、やや硬めの金属的な打感で弾くフィーリングがあります。
カーボンクラウンを使わないタイトリストらしいしっかりとした打感で、ファンを裏切らない仕上がりになっています。
TSP 120 50
シャフトスペック
50( R)重さ 45g トルク 6.0 中調子
普段は手元調子の6Sシャフトを使っていますが、TSP120は予想以上に振りやすく手元調子好きにも打ちやすいシャフトだと思いました。
TSP120は中間から手元あたりが大きくしなり粘る挙動がありますが、先端はやや硬めで走り過ぎない所が安定した打ちやすさにつながっていると思います。
タイトリストの純正シャフトは、軽量で柔らかい中にも芯のある振りやすさを感じました。
TSR1フェアウェイウッドは軽量で振りやすく寛容性が高いモデルですが、その中にも高打ち出し高初速を狙った飛びの要素が詰まったクラブだと思いました。
ぜひ一度、試してみてくださいね!