グラファイトデザインのハイブリッド専用シャフト、ツアーAD・DIハイブリッドは長い間、根強い人気のあるシャフトです。
発売から随分経っても、主要クラブメーカーのカスタムシャフトにラインナップされています。
今回はツアーADDIハイブリッドを、TSI2、ステルス2、G430ハイブリッドなどにカスタムしたレビューをしたいと思います。
骨太なハイブリッドシャフト
捕まり / 普通
弾道 / 中弾道
スピン量 / 中スピン
ツアーAD DIは他のハイブリッドシャフトと比べて、硬さが際立つシャフトになっています。
ハイブリッドシャフトの代表的なモデル、テンセイオレンジ、スピーダーTR、モーダスGOSTなどの同スペックと比べても硬く感じるユーザーは多いはずです。
トルクを比較すると数値上では同程度でも、ツアーADらしい剛性感があってしっかりしたフィーリングのシャフトになっています。
数あるハイブリッドシャフトの中でもツアーAD DIは振り応えのあるシャフトで、重量感を感じやすく粘る挙動で高い安定性があると思います。
ツアーAD DIはシャフト先端のしなり戻りがあるので、捕まりは悪くないシャフトです。
スピン量は中スピンでボールが比較的上がりやすいので、ロングショットでもグリーンに止めやすい弾道を作れると思います。
プロツアーのイメージが強いシャフトですが、ユーザーに合うスペックを選べば長く使えるハイブリッドになると思います。
クラブメーカーによる違い
シャフトスペック (Sのみ記載)
75S / 78g トルク 3.1
85S / 88g トルク 2.4
95S / 98g トルク 2.4
105S /106g トルク 2.3 (中調子)
今までにツアーAD DIハイブリッドをテーラーメイド、キャロウェイ、タイトリスト、PINGのハイブリッドに組んで使ってみました。
個人的にはテーラーメイドのツアーADDIハイブリッドはしなりを感じやすくマイルドな挙動なので、タイミングを取りやすく感じました。
テーラーメイドはSIM2レスキューからステルス1、ステルス2レスキューにカスタムして使った印象です。
タイトリストはTS2からTSIシリーズでも試しましたが、シャフトが硬く感じやすくハードな印象でした。
キャロウェイやPINGはヘッドが軽めの影響なのか、シャフトが軽硬に感じやすかったです。
メーカーによるシャフトのフィーリングの違いは、ホーゼルの長さやヘッドの重心によって変わると言われています。
ホーゼルが短いとシャフトのしなりを感じやすく、ホーゼルが長いとシャフトが硬くしなりが抑えられるらしいです。
実際に色々なメーカーでツアーADDIハイブリッドをカスタムして違いを感じたので、個人的な印象ですがテーラーメイドはシャフトがマイルドに感じやすく、タイトリストは特にハードになる傾向がありました。
キャロウェイ、PINGはヘッドがタイトリストと比べて軽めの傾向があるので、シャフトが軽硬になる傾向があると思いました。
ツアーAD DIハイブリッド使用プロ
ツアーAD DIハイブリッドを長く愛用するプロは多く、日本人選手では松山英樹、今平周吾などがいます。
アメリカツアーの選手ではジョーダンスピース、ヴィクトルホブランドなどがいて、アメリカでも人気のあるシャフトになっています。
ツアーADDIは比較的重く粘りのある挙動で、インパクトにかけてのしなり戻りがコントロールしやすい所が長く愛用される理由のような気がします。
ぜひ一度、試してみてくださいね!