PING純正カスタムシャフトの、PINGツアー173シリーズがリニューアルされました。
PINGツアー173シリーズは、純正シャフトとは思えないクオリティで根強い人気のシャフトでした。
このシャフトを製造しているのは、アッタスシリーズで有名なマミヤという噂があります。
今回はPINGツアークローム、ブラックの65を中心にレビューしたいと思います!
PINGツアー2.0クローム65(S)
シャフト スペック
重さ 60g トルク 4.2 中元調子
好評だったピンツアー173シリーズがリニューアルされ、ラインナップが2種類になりました。
ピンツアー2.0クロームは高弾道になりやすく、ブラックに比べて捕まりの良いシャフトです。
実際に打ってみると前作よりしなり量が多く、粘るフィーリングが強くなりました。
典型的な中元調子で、手元の粘り感でタイミングを取り、スピーディなしなり戻りでボールを捕まえられます。
前作と比較すると、ピンツアー173・65Sの方が硬く張りが強いので、ピンツアー2.0クロームでは65Xが同程度のスペックになると思います。
G430マックスのようなヘッドは安定感が高く捕まりが良いので、スピーディな動きのクロームと相性が良いと思いました。
PINGツアー2.0クローム65(X)
シャフト スペック
重さ 65g トルク 3.8 中元調子
ピンツアー173に1番近いフィーリングは、このシャフトだと思います。
手元のわずかなしなりと先端のスピーディなしなり戻りは、これぞピンツアー173!
力強くキレのあるシャフトなので、PINGの重ヘッドでもお構いなしにボールを弾き飛ばしてくれます。
スピード感はありますが、ミスをすると引っかけが出そうなくらいの挙動です。
ピンツアー173のファンには、おすすめのフレックスです。
PINGツアー2.0ブラック65(S)
シャフト スペック
重さ 59g トルク 3.8 中元調子
ピンツアー2.0ブラックは、しなり量が少なく先端は硬めのシャフト。
手元の粘り感は少なくなり、しなり戻りも控えめです。
クロームよりはハードスペックで、弾道が低く抑えられます。
ピンツアー173・65SやXを使えるユーザーには、ちょうど良いスペックかもしれません。
173・65ほど先は走らないので、捕まりは抑えられると思います。
PINGツアー2.0ブラック65(X)
シャフト スペック
重さ 65g トルク 3.5 手元調子
ブラックは65Sでもハードなシャフトですが、Xはさらにしなり量が少なくなってより硬くなります。
普段カスタムシャフトでは、Xを選ぶようなユーザーにも納得のハードな仕様になっています。
ブラックは手元調子ですが、先端が少し動きます。
フレックスがXになっても、先端の動きがわずかに感じられます。
カスタムシャフトで言うと、全体的に剛性が高いベンタスブラックに近いフィーリングです。
PINGツアー2.0クローム75(S)
シャフト スペック
(S)重さ 69g トルク 3.3 中元調子
75Sも打ってみましたが重さとしては標準的な60Sとほぼ同じくらいなので、慣れている人であれば違和感なく振れると思います。
トルクは少なくなりますが粘り感は残っていて、ゆったり動くようなフィーリングです。
走る挙動は少なく安定感があるので、タイミングが取りやすく感じました。
無難な動きでゆっくりしなるので、重さが合えば誰にでも使えそうなシャフトです。
ALTA J CB BLACK
(S) 重さ 58g トルク 5.0 中調子
ALTA J CBがブラックとして、リニューアルされました。
試打する前はトルクが多く頼りないシャフトのイメージでしたが、剛性分布のバランスが良いのかとても振りやすいシャフトでした。
どこが大きくしなるということなく安定した動きなので、硬めのシャフトが好きな僕でも打ちやすかったです。
手元と先端が硬めで中間にキックポイントがあるイメージで、これぞ中調子という印象です。
メーカーの純正シャフトはゆるいイメージがありますが、ALTA J CBブラックはバランスが良く幅広いユーザーに扱いやすいシャフトだと思います。
PINGのシャフトはラインナップが豊富なので、自分に合うシャフトを見つけるのが大変です。
同じ重さでもフレックスが違うとフィーリングがけっこう変わるので、試打をするとおもしろいんです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!