ピンクラブレンタルで、G430フェアウェイウッドをレンタルしました。
スペックは試打する機会が少ない7番ウッド、シャフトはPINGツアー2.0ブラック75Xです。
PINGツアー2.0ブラックは、ドライバー用シャフトを中心に色々なスペックを試打したので、練習場で試打をした計測データと合わせてレビューしたいと思います!
PINGツアー2.0シャフトラインナップ
PING純正カスタムシャフトのPINGツアー2.0シリーズにはクローム、ブラックがありますが、ドライバー用、フェアウェイウッド用、ハイブリッド用、アイアン用それぞれの設計がされています。
クラブごとに適した重量やトルクになっているので、フィーリングにも違いが出てきます。
これだけの純正カスタムシャフトの重量帯、フレックスがあるのはPINGならではです。
その中でもドライバー用と、フェアウェイウッド用のPINGツアー2.0ブラックをスペック毎に試打しました。
PINGツアー2.0ブラック65(S)
シャフトスペック(ドライバー用シャフト)
重さ 59g トルク 3.8 中元調子
ピンツアー2.0ブラックは、しなり量が少なく先端は硬めのシャフト。
手元の粘り感は少なくなり、しなり戻りも控えめです。
クロームよりはハードスペックで、弾道が低く抑えられます。
ピンツアー173・65SやXを使えるユーザーには、ちょうど良いスペックかもしれません。
173・65ほど先は走らないので、捕まりは抑えられると思います。
PINGツアー2.0ブラック65(X)
シャフト スペック(ドライバー用シャフト)
重さ 65g トルク 3.5 手元調子
ブラックは65Sでもハードなシャフトですが、Xはさらにしなり量が少なくなってより硬くなります。
普段カスタムシャフトでは、Xを選ぶようなユーザーにも納得のハードな仕様になっています。
ブラックは手元調子ですが、先端が少し動きます。
フレックスがXになっても、先端の動きがわずかに感じられます。
カスタムシャフトで言うと、全体的に剛性が高いベンタスブラックに近いフィーリングです。
PINGツアー2.0ブラック75(S)
シャフト スペック(ドライバー用シャフト)
(S)重さ 73g トルク 3.2 中元調子
65Sより一回り硬くなりますが、シャフト先端のしなり戻りは残されていてボールを押し込む挙動があります。
重量としては重めの60Sを振っているような感覚で、それほど重いとは感じませんでした。
手元から中間の剛性感は高く、シャフトを潰した分スピーディに走るフィーリングがあります。
ハードなシャフトではありますが、シャフト先端の復元力でボールを弾く挙動はピンツアーらしさを感じるシャフトです。
似ているシャフトを挙げるとプロジェクトXのウッド用シャフト、ハザーダスブラックシリーズに近いフィーリングだと思いました。
PINGツアー2.0ブラックはハードなシャフトですが、プロジェクトXのアイアンシャフトを好むユーザーにはしなり感と硬さが似ているので、きっと合うのではないかと思います。
PINGツアー2.0ブラック75(X)
試打ヘッド G430FW 7番
シャフトスペック(フェアウェイウッドシャフト)
(X)重さ 70g トルク 2.9 手元調子
試打する前は70g台のXなので硬いシャフトのイメージでしたが、フェアウェイウッド用だけあってしなりが残されていました。
フェアウェイウッドはティアップをしない前提なので、しなりがないとボールが上がらないことを想定して作られているように思います。
ドライバーのPINGツアーブラックは遊びの少ないハードなシャフトですが、フェアウェイウッドの場合は少しマイルドになっていてハードさは感じませんでした。
フェアウェイウッド用のPINGツアーブラックは手元の硬さはしっかりしていますが、先中のしなり戻りがゆっくりなのでボールが拾いやすいシャフトになっています。
個人的にはスピーダーNXブルーのしなり感に似ていて、全体的に引き締まったシャフトがPINGツアーブラックになっている気がしました。
PINGツアー2.0シリーズは重量帯やフレックスが豊富なので、色々試打をすると自分に合うスペックが見つかると思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!