2024年モデルのグラファイトデザインTOURAD・GCは、数あるモデルの中でもニュートラルな挙動が特徴の中間的性能があるシャフトです。
今作はシャフト全体が均等にしなるように設計されていますが、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。
TOUR AD GC
シャフトスペック 60S
重さ 65 g トルク 3.1 中調子
TOURAD GCは、シャフトの手元が硬めで先端の方が柔らかい捕まりの良いシャフトです。
いわゆる走り系のようなスピード感は無く、先端の挙動は穏やかなのでインパクトまでの間が取れるシャフトだと思います。
歴代のシャフトと比較すると、同じホワイトカラーのTOURAD HDはしなりの大きい典型的な走り系でしたが、HDを全体的に引き締めたようなシャフトがGCなのではないかと思います。
TOURAD GCは手元が硬めの先調子テイストがありますが、先端もしっかりしているので元調子ユーザーにも使いやすいのではないかと思います。
デザイン
TOURADのシャフトカラーの中では、珍しいブロンズカラーが手元に配色されたさわやかなカラーリングですが、巷ではカフェオレと言われているようです。
ヘッド側はホワイトカラーなので、捕まりが良さそうなイメージを持てます。
実際に打ってみると極端に捕まるシャフトではなく、どちらかと言えば先調子寄りの性能で緩やかなしなり戻りを感じました。
アイアン用シャフトに例えるなら、NSPRO950NEO、モーダス105に近い動きをするので、普段捕まりの良いシャフトを使うユーザーに合うのではないかと思います。
TOURAD VF
前作のTOURAD VFは、手元の粘りでためを作りやすく強靭な先端で叩ける典型的な元調子シャフトでした。
タイガーウッズやトムキムなどが使用して話題になりましたが、ゆったりとした挙動で元調子ユーザーには人気のあるシャフトでした。
それに比べるとGCは、シャフトの真ん中がキックポイントになり先端にかけてやや走る挙動があります。
TOURAD GCは、元調子系のVFと先調子系のHDの中間に位置するようなシャフトになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!