2023年モデルのTPリザーブトラスパターは、高級素材の303ステンレススチールが採用された削り出し製法のプレミアムパターです。
ツアーのフィードバックを元に新しくなった、TPリザーブトラスパターの二つのモデルを打ってみたレビューをしたいと思います。
TR-B2TH トラスヒール
TPリザーブパターは、2023年賞金王になった中島啓太選手が投入後、5試合連続トップ3に入り話題になりましたが、市販モデルとは異なるTPB11というプロトタイプを使って活躍しました。
中島選手はインパクトでしっかり音が出るフェースと、微妙なラインでもイメージ通りに打てる所を評価しているようです。
試打をした定番モデルのTR-B2THを打ってみると、ノンインサートのしっかりした打感がタッチを出しやすい良さを感じました。
303ステンレススチールの削り出しフェースは、しっかりした打感の中にもソフトなフィーリングがあるので距離感を合わせやすいのだと思います。
オーソドックスなトラスヒールネックはクランクネックユーザーにも使いやすく、フェースの開閉を使って操作しやすいモデルです。
捕まりの良いネックなので、どちらかと言うと右にプッシュしたり捕まりきらない傾向のあるユーザーにおすすめです。
TR-B2TC トラスセンター
TR-B2TCトラスセンターパターはフェースバランスタイプなので、オートマチックにストレートを打ちやすいモデルです。
二つのモデルを打ち比べると、TR-B2TCトラスセンターパターの方が楽にストレートボールを打ちやすく、センターシャフトならではのメリットを感じました。
センターシャフトに慣れていないと最初は構えた時に違和感を感じましたが、慣れてしまえば問題なさそうです。
普段、マレットパターを使っていて、まっすぐストロークするタイプのユーザーにおすすめのモデルです。
センターシャフトのパターはシャフトの延長線上に芯があるので、ダイレクトに打っていける良さがあると思います。
デザインと打感
TPリザーブトラスパターは、ツアーのフィードバックを受けてシャープなデザインになっています。
標準的なパターよりもヘッドのトップラインが薄くなっているので、すっきりした構えやすさがあります。
削り出しのノンインサートフェースはボールの食いつきが良く、イメージ通りのタッチが出しやすいのではないかと思います。
TPリザーブパターは高価格帯のプレミアムモデルですが、スコッティキャメロンなどにも採用されている303ステンレススチールの素材の良さを感じられるモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!