2023年9月発売のトライビームパターの新作は「#1CS」「#7CS」「TWELVE」「TWELVE CS」の4機種。これらは今までツアープロのみに供給されていたモデルです。
今回はキャロウェイのパターフィッティングで試打をした「#1CS」「#7CS」についてレビューしたいと思います。
＃1CSパター
＃1CSはピン型クランクネックのセンターシャフトパターですが、構えてみるとヒールにネックがあるように見えてノーマルモデルのクランクネックと比べても違和感なく構えられる良さを感じました。
センターシャフトのメリットはフェースバランスのためストレートにヘッドが動きやすいところや、シャフトがヘッドセンター方向に装着されていることにより、フェースの芯でボールを捉えやすい所です。
ピン型パターはゴルフスイングのようにフェースの開閉を積極的に使うユーザーに向いていると思いますが、左に引っかけたり右にプッシュするミスにはセンターシャフトのパターを使うことでストレートに近いボールが打ちやすいメリットがあると思います。
トライビームパターのラケットホーゼルはクランクネックのような形状で捕まりが良いので、ボールを捕まえて打ちたいユーザーや右にプッシュしやすいユーザーにおすすめです。
＃7CSパター
＃7CSパターは、小祝さくらプロが使用して勝利したことで話題になったモデルです。
ノーマルモデルの＃7パターよりも重心がセンターになり、元々ストレートに打ちやすいモデルがさらに直進性が高くなりました。
＃7CSパターは大型の角型ヘッドですが、低重心＋浅重心化も図られていることでボールスピードのコントロールと、ヘッド後方の重さを感じることなくダイレクトにインパクトできる良さを感じました。
通常センターシャフトのパターはホーゼルがセンターに配置されるのでサイトラインを引けませんが、トライビームCSパターはラケットホーゼルによってサイトラインを引くことが可能になっています。
特に＃7CSパターは角部分のラインとセンターのラインの相乗効果で、ターゲットへの方向性を合わせやすく感じました。
キャロウェイのパターフィッティングではレーザーを使ってターゲットへのアドレスをチェックできますが、＃7CSパターはカップにまっすぐアドレスしやすいことがレーザーによっても証明されました。
＃7CSパターはフェースの開閉を抑えて、ストレートに打ちたいユーザーにおすすめです。
ラケットホーゼル
ラケットホーゼルのメリットはオフセンターヒット時のブレに強く、芯を外してもフェース面のねじれが少なくボールコントロールがしやすい所にあります。
実際に打ってみると通常のクランクネックと比べてもよりフェース面を感じやすく、方向性を出しやすいように感じました。
パッティングする時はヘッドの重みを感じながらストロークしますが、ヘッドの広い範囲を支えるラケットホーゼルはよりヘッドの安定感を感じやすいので繊細なタッチを出しやすいメリットがあると思います。
ラケットホーゼルの面積は広いですが従来のクランクネックと同じ重量で作られているので、重心位置はそのままにボールの転がりに影響が出ないように作られています。
ネックのデザインはフェース側はメタル部分にオデッセイロゴが塗装されていて、外側にはバッジが貼られていてかっこよくなっています。
トライビームパターのセンターシャフトは、ラケットホーゼルとの相乗効果でコースでも威力を発揮しそうです！
ぜひ一度、試してみてくださいね！
