2023年12月発売のゼクシオエックスフェアウェイウッドとユーティリティは、前作よりもさらに低重心にしてボールが上がりやすくなり、フェースとボディのたわみでボールスピードをアップさせています。
ゼクシオ13よりもアスリート寄りの、ゼクシオエックスFWとUTはどのような性能なのかレビューしたいと思います。
ゼクシオエックスシリーズ
ゼクシオエックスシリーズは、ヘッドの低重心化とたわむ構造を活かしたボールスピードアップによる、飛距離性能の高さをメインテクノロジーとして強調されています。
ドライバー、フェアウェイウッド、ハイブリッド全てに共通した構造が採用されていますが、ダウンスイングを安定させるアクティブウイングの効果を1番感じたのはドライバーでした。
ヘッド体積の大きいドライバーの方が、空力設計の恩恵を感じやすいのかもしれません。
ゼクシオエックスシリーズはやさしいモデルでありながら、ドライバーからアイアンまですっきりしたデザインで統一された良さがあると思いました。
ゼクシオエックスFW
試打をしたゼクシオエックスの5番ウッドは、ヘッドサイズが大き過ぎずちょうど良いサイズ感で構えやすく感じました。
フェースアングルはややクローズなので、逃げ顔が好きなユーザーには気になる所かもしれません。
実際に打ってみると、オートマチックに高弾道ドローを打ちやすいやさしい性能を感じました。
ゼクシオエックスシリーズはボディとフェースのたわみで飛距離アップを狙っていますが、独特な弾き感があって強く弾くフィーリングが特徴になっています。
ゼクシオエックスハイブリッド
ゼクシオエックスHYにもフェアウェイウッドと同じテクノロジーが採用されていて、楽に高弾道ドローを打てる性能があります。
試打をした4番HYはネックにかけて絞られたすっきりとした形状で、比較的コンパクトなヘッドになっています。
フェアウェイウッドと同様にフェースアングルはややクローズなので、捕まりやすいイメージが湧きます。
ゼクシオシリーズの中でもアスリート寄りのエックスHYは、コンパクト形状でありながらやさしく高弾道を打てるハイブリッドになっています。
試打をしてみると、フェアウェイウッドよりはフェースの弾き感が抑えられているように思いました。
ミヤザキAX-3 純正シャフト
FW用シャフトスペック(S)
重さ 45g トルク 5.0 中調子
ミヤザキAX3はゼクシオエックスシリーズの純正シャフトに採用されていますが、しなり量が多くシャフト先端が走るので捕まりの良さがあります。
フェアウェイウッド用のミヤザキAX3はトルクが多い設定になっていて、手元と先端のしなりで飛ばしやすいシャフトになっています。
軽量シャフトでトルクが多いので普段、60S相当を使うユーザーには頼りなさを感じるかもしれませんが、しなり量の多いシャフトに慣れているユーザーなら扱えるのかもしれません。
ミヤザキAX3は柔らかいシャフトなので、スイングの切り返しでタメの強いユーザーにはコントロールの難しさがあるように思いました。
HY用シャフトスペック(S)
重さ 54g トルク 3.8 中調子
ハイブリッド用のミヤザキAX3は、ドライバーやフェアウェイウッドよりトルクが絞られていてしなり量は少なめのシャフトです。
手元のしなりと先端の走り感は共通していますが、ドライバーよりは控えめなので比較的扱いやすいのではないかと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!