キャロウェイの2023年モデルAPEX UWはツアーからのフィードバックを元に、ボールの上がりやすさやどんなライからでも抜けが良くなるように改良が加えられています。
今回は新しくなったAPEXUWロフト17°を、購入して使用したレビューをしたいと思います。
NEW APEX UW
試打クラブ APEX UW 17°
シャフト TOUR AD CQ 70S
前作のAPEX UWはフィルミケルソン選手や石川遼選手などが使用して話題となり人気がありましたが、ツアーモデルらしい操作性の高さで弾道を曲げやすい特徴がありました。
前作APEX UWを使っていましたが、ヘッドの反応の良さがすぐに弾道に表れるマニュアル感が強く難しさを感じました。
2023年モデルのAPEX UWを打ってみましたが、前作よりは曲がりにくくなりスピン量が増えてボールが上がりやすくなりました。
ヘッド形状を見ても投影面積が広くなり、フェアウェイウッドのようにボールが上がりやすい性能がアップしたように思います。
APEX UW 17°(23年モデル)
前作のAPEXUWも同じロフトの17°を購入しましたが、シャフトをつかまりの良いTOUR ADCQにしたこともあって前作より扱いやすくなりました。
今作はヘッドのピーキーさが無くロフト17°でもそれなりにボールは上がってくれるので、フェアウェイウッドほど高弾道になりませんがユーティリティの感覚でコースでも使える印象を持ちました。
練習場では適度な操作性で扱いやすく、捕まりが良いのでユーティリティのような打ちやすさを感じました。
ソール前方のウエイトは低、浅重心効果があり、ボールの上がりやすさや操作性の高さを生んでいるのは前作とほぼ同じ構造です。
APEX UWは重心が浅いのでヘッド後方が下がるようなことはなく、ダイレクトにボールをインパクトしやすい所もメリットだと思います。
APEX UW ✖️ ディアマナPD(21年モデル)
シャフト ディアマナ PD 70 S
スペック 重さ 74g トルク 3.0 中元調子
APEXUWの新旧モデルを比べると、ヘッド形状はほとんど変わらずショートウッドのようなデザインになっています。
ソールデザインは大きく変わりましたが、個人的には凝ったデザインの前作の方がかっこいいように思います。
23年モデルのAPEXUWのソールデザインは前作と比べると、少しチープに見えてしまいます。
前作のAPEXUWをディアマナPD70Sにカスタムしましたが、剛性が高くシャープなしなり戻りをするPDと操作性の高いAPEXUWはやや難しい組み合わせになりました。
ディアマナPDはシャフトに負荷をかけた分スピーディにしなり戻る難しさがあるので、カスタムシャフトを組む時はしなり量が多めのシャフトの方が相性が良い気がしました。
TOUR AD CQ 70S
ツアーAD CQ 70S
重さ 64g トルク 3.4 先中調子
グラファイトデザインの中では珍しい先中調子のCQは、手元のしなりでタメを作りやすくシャフト先端がゆっくりしなり戻る挙動があります。
グラファイトデザインのサイトには先端の剛性は5段階の内、2+とあるように緩めの剛性になっている分捕まりの良さを感じるシャフトです。
手元の剛性は3〜4なので手元が硬い分、先端が走るシャフトになっています。
CQの使用プロには中島啓太選手や小平智選手がいますが、先調子のクアトロテックを長年愛用していた小平選手がCQにスイッチしてZOZOチャンピオンシップで活躍していました。
CQにはシャフト先端が走り過ぎない、マイルドな捕まりの良さがあると思います。
テンセイ70 (キャロウェイ純正)
シャフトスペック(S)
重さ 66 g トルク 3.9 中調子
キャロウェイ純正のテンセイ70を打ってみると、ハイブリッド用のテンセイ1Kプロにそっくりなフィーリングで手元のしなやかな振り心地が打ちやすく感じました。
手元の粘りと先端の穏やかなしなり戻りが、フェアウェイからでもボールを拾いやすいように思いました。
テンセイ70はちょうど良い重さとトルクがあるので、幅広いユーザーに使いやすいシャフトだと思います。
2023年モデルのAPEX UWは前作よりやさしくなり、扱いやすく進化しています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!