トゥルーテンパーのダイナミックゴールドにはさまざまな重量帯がありますが、その中でも最軽量モデルのダイナミックゴールド85を採用するメーカーが増えてきました。
使用プロが多いツアーモデルのイメージが強いDGですが、その最軽量モデルはどんな性能なのかレビューしたいと思います。
新ジャンルの軽量シャフト
DG 85 (S200) スペック
重さ 87g 中調子 トルク 非公表
90gを切るような軽量スチールシャフトにはトルクが多くしなり量が多いモデルが多いですが、DG85はしっかり振っても頼りなさはなくツアーモデルのような打ち応えを感じました。
DGらしい手元の粘り感はありますが元祖DGほどの手元の潰れ感はなく、ほど良い粘りでタメが作れるのでタイミングが取りやすい印象です。
DG85には新合金が使われているせいか今までにない手元のしなやかなフィーリングがあって、中調子ユーザーだけでなく手元調子ユーザーにも合うシャフトだと思います。
シャフト先端はしっかりしていますが、設計上は緩めに作っているので高弾道を打ちやすい特徴があります。
フィーリングとしては走る感じはなく押し込んでいけるような挙動で、モーダス105ほどの走り感はなくインパクトまでの間が持てるシャフトだと思いました。
スリクソン ZX5MkⅡアイアン
スリクソンZX5MkⅡアイアンは比較的低スピンで前に飛ばせるモデルなので、高弾道を打ちやすいDG85との相性は良いと思いました。
DG85を組んだ時は弾き感の強い打感で、いかにも飛距離が出せそうな組み合わせでした。
DG85のコンセプトはボール初速と飛距離性能を高める所にあるので、ストロングロフトのアイアンと組むことで打ち出しを高くして飛距離性能を引き出してくれる相性の良さがあると思います。
DG85使用プロ
DG85を使用している女子プロは小祝さくら、山下美夢有、阿部未悠などがいますが、クラブセッティングはドライバーが50g台、アイアンシャフトは80g台の重量フローになっています。
DG85はしっかりした軽量シャフトという新ジャンルでアマチュアにも人気が出てきて、採用するメーカーが増えてきています。
2023年からスリクソンが採用し始め、以前からミズノ、PINGなどが採用しています。
DG85はドライバーのヘッドスピードが40m以上あっても物足りなさがないので、アイアンショットを高弾道にしたいユーザーにおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!