2024年モデルのダークスピードアイアンは、中空構造で寛容性と高い飛距離性能を両立したモデルです。
飛び系アイアンには徹底的にやさしさを追求した大型ヘッドのモデルや、比較的コンパクトでアスリートにも使いやすいモデルがありますが、ダークスピードアイアンはどのような性能があるのかレビューしたいと思います。
ダークスピードアイアン
試打クラブ 7番 ロフト 27°
ダークスピードアイアンは中空構造でミスヒットに強く、ストロングロフトにしてもボールが上がりやすく飛距離を追求したモデルです。
最初に打った時は、中空構造とはわからないくらい比較的コンパクトな形状で、キャビティアイアンを打っているような感覚で打ちやすく感じました。
ダークスピードアイアンは、慣性モーメントが高くヘッドの開閉がゆっくり動くタイプなので操作性は控えめですが、捕まり過ぎずストレート弾道を打ちやすい良さがあります。
飛距離性能が高いアイアンですが、試打室ではトータル165yardを計測したので個人的にはよく飛んでいる方でした。
スピン量は4000回転程度と少なめですが、中空アイアンのボールの上がりやすさが加わり打ち出しは高くなりました。
ダークスピードアイアンはやさしさと飛距離性能の高さに、ちょうどいいサイズ感のヘッドが幅広いユーザーに扱いやすいモデルになっています。
デザインと打感
ダークスピードアイアンは、飛び系アイアンの中ではコンパクトサイズなヘッドでグースも控えめなので個人的には構えやすく感じました。
アイアンにはシルバー塗装が多くありますが、落ち着いたブロンズ系のカラーはヘッドを小さく見せる効果もあるような気がします。
アイアンのネックが絞られていて、絶妙なグースの付け方がすっきりした形状に見えます。
フェースにはどの打点でもボール初速が高くなるテクノロジーが採用されていますが、ヘッド内部の振動吸収剤のおかげで打感が柔らかく弾き感も控えめになっています。
ELEVATE MPH 95
シャフトスペック(S)
重さ 101g トルク 1.7 先調子
コブラが純正シャフトとして採用しているトゥルーテンパーのELEVATE MPH95は、日本では馴染みのないシャフトですがアメリカでは広く採用されているスチールシャフトです。
実際に打ってみるとシャフト全体が均等にしなるスムーズな挙動が特徴で、比較的しっかりしたUSモデルらしいシャフトです。
しばらく打っていても先調子とはわからないくらい、シャフト先端は硬めのフィーリングを感じました。
ELEVATE MPH95の捕まりは悪くありませんが、モーダス105やNSPRO950などと比べて剛性が高いシャフトなので、それらの軽量モデルよりはハードなシャフトだと思います。
ELEVATE MPH95を採用しているメーカーはPXGとコブラぐらいですが、硬めのシャフトが好みのユーザーにおすすめです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!