2024年モデルのQ i10レスキューは3モデルラインナップされていますが、ノーマルモデルのQ i10レスキューは操作性と寛容性のバランスが取れた扱いやすいモデルになっています。
ステルスシリーズからQ i10シリーズにリニューアルされて、どのような性能になったのかレビューしたいと思います。
Q i10レスキュー
試打クラブ 4番 ロフト 22°
新しくなったQ i10レスキューは、前作よりもカーボンクラウンの範囲が広くなりその余剰重量をヘッド内部に再配置することで寛容性とボールの上がりやすさを高めています。
実際に打ってみると前作との性能の違いを感じるほどではありませんでしたが、適度な操作性と高い寛容性、中〜高弾道で飛ばせる性能はそのまま引き継がれていました。
前作のステルス2レスキュー(ノーマルモデル・22°)を現在も使っていますが、ほど良い捕まりとボールの上がりやすさがあるので180〜190yardを楽に打つことができます。
Q i10レスキューにも同じ性能が引き継がれているので、3番レスキュー(19°)も購入したいと思っています。
Q i10レスキューはややオートマチックなヘッド挙動で、楽にボールが上がって飛ばせるモデルになっています。
デザインと打感
Q i10レスキューはソールの形状を見ると面積の広いソールで寛容性が高く見えますが、構えてみるとすっきりしたコンパクトヘッドが構えやすく感じました。
前作とヘッド形状はほとんど変わりなく、クラウンのカーボン面積が増えたことで見た目にもすっきりしています。
Q i10レスキューは前作よりも柔らかい打感になっていて、球持ちが良くボールを弾くフィーリングを感じました。
ディアマナブルーTM60
シャフトスペック (S)
重さ 68g トルク 2.8 中調子
テーラーメイド純正のディアマナブルーは、同じ純正仕様のディアマナシルバーより粘る挙動が強くシャフトの先端が柔らかいマイルドなシャフトです。
キックポイントは中手元辺りで、全体がゆっくりしなり戻るフィーリングがあるので切り返しからインパクトまでタイミングの取りやすさを感じました。
レスキューのシャフトとしては軽めの設計だと思いますが、その分飛距離を伸ばしやすく試打室では普段より一番手以上飛ばせることができました。
テンセイプロ1Kハイブリッド
ハイブリッドのカスタムシャフトとしては比較的新しいモデルのテンセイプロ1Kハイブリッドは、カウンターバランス設計になっていてヘッド側が軽く感じるのでフィニッシュまで楽に振り切れます。
手元側が重くなりがちなカウンターバランスシャフトですが、テンセイプロ1Kハイブリッドは重量配分のバランスが良く重だるさを感じない所が良さだと思いました。
テンセイプロ 1K ハイブリッド 70S
70 (S) 重さ 67g トルク 3.9
テンセイプロ1Kハイブリッドの70Sの重量は67gと軽めになっていて、TOUR AD・DIハイブリッドやHYなどと比べて表記よりも軽めの設定になっています。
トルクは3.9になっていますが先端は非常に硬いので、実感としてはトルクが少なく感じてハードな印象を持ちました。
重量が軽めのシャフトで張りが強くスピード感があるので、軽硬シャフトが好みのユーザーにおすすめです。
テーラーメイドのレスキューには他にも、スピーダーTRハイブリッドや日本シャフトのGOSTなどをカスタムすることができます。
ぜひ一度、試してみてくださいね!