2024年のキャロウェイパラダイムAIスモークMAX・Dドライバーは、4モデルの中では捕まりが良くオートマチックに高弾道ドローが打ちやすいモデルです。
捕まりを求めるユーザーに向けて作られた、AIスモークMAXDドライバーはどのような性能なのかレビューしたいと思います。
AIスモークMAX・Dドライバー
試打クラブ
ロフト 9°
パラダイムAIスモークシリーズの中で♦︎♦︎♦︎、MAX 、MAXDを打ち比べてみましたが、MAX・Dドライバーは最も捕まりが良く楽にフェースターンができるので、捕まえて打つのが苦手なユーザーにもハイドローが打ちやすいモデルになっています。
ノーマルモデルのAIスモークMAXドライバーは、オートマチックに打つモデルなのでフェースの開閉が起こりにくい反面、方向性がストレートに固定されるのでまっすぐ打ちやすいモデルです。
AIスモークMAXDドライバーは左方向にヘッドが動きやすいので、自然とハイドローになる良さがあります。
AIスモークMAXDドライバーのロフト9°を試打した時は、高弾道になりスピン量は2400回転程度だったのでキャリーで飛ばしやすいモデルになっています。
デザインと打感
AIスモークMAXDドライバーは、キャロウェイらしい丸い形状で後方まで伸びたクラウンが寛容性の高さを感じるデザインです。
構えてみるといかにも左に飛びそうなフェースアングルで、AIスモークMAXよりも投影面積が大きくなっています。
実際に打ってみると楽にフェースターンがしやすく、弾き感の強いやや硬めの打感になっています。
兄弟モデルのAIスモーク♦︎♦︎♦︎ドライバーは柔らかく引き締まった打感ですが、MAX、MAXDドライバーは共通した弾き系の打感になっています。
AIスマートフェース
パラダイムAIスモークドライバーのメインテクノロジーは、数万ものスイングデータを基にAIが解析をしてどのような打ち方であってもスピン量や打ち出し角を補正する機能があるとのことです。
それによって弾道のばらつきを減らすことができるそうですが、試打室では捕まり過ぎた時は大きくドローしていたので完璧な機能とまでは思いませんでした。
AIスマートフェースの恩恵は、練習場やコースなどでの検証によってわかるのかもしれませんね。
AIスモークMAXDドライバーは、フェースの広範囲で安定した飛距離を打てるようになっているので、ミスヒットに強いモデルになっています。
スピーダーNXブラック
現行モデルのカスタムシャフトをご紹介しますが、スピーダーNXブラックは新しいタイプの先中調子と言われていますが、シャフト先端が硬く中手元のしなりが大きいので中調子や元調子ユーザーにも使いやすいシャフトになっていると思います。
スピーダーNXブラックを打ってみると中手元のしなりがゆったりしているのでタイミングが取りやすく、シャフト先端が走らずボールに当てやすいフィーリングを感じました。
フジクラの公式サイトにはエボリューションⅦよりも平均飛距離がアップするとありますが、個人的には飛距離性能というよりは弾道の散らばりを抑える安定感の高さがあるように思いました。
シャフト先端の挙動に安定感がある反面、捕まりは控えめなのでドローヒッターには向いているかもしれませんが、ボールを捕まえるのが苦手なユーザーには難しく感じるかもしれません。
TOUR AD VF
ツアーADVFは手元部分にトレカM40Xという素材が使われていて、降り遅れやもたつきを抑えシャープに振り抜きやすく、切り返しからの挙動がスムーズでタイミングの取りやすい特徴があります。
シャフトの先端から中間にはしなりと強靭さの高いトレカT1100Xが使われているので、エネルギー伝達が高く打点の散らばりやスピン量を抑えてくれます。
実際に打ってみるとシャフトのしなり量が均等なので、癖のない打ちやすさと安定した挙動が打ちやすく感じました。
シャフト先端は硬くなっていますがしなり戻りがゆっくりで手元のマイルドさがあるので、タイミングが取りやすく幅広いユーザーに使いやすいのではないかと思います。
TOURAD VFは歴代モデルの中でも低弾道を打ちやすいので、普段スピン量が多く吹け上がるようなユーザーにおすすめです。
AIスモークMAXDドライバーは、オートマチックにハイドローを打ちたいユーザーには打ってつけのモデルになっています。
ぜひ一度、試してみてくださいね!