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ヤマハリミックスVD/Rドライバー試打評価(2024年)

 

 

2023年モデルのリミックスVDRドライバーは、3モデルの中では最も低スピン弾道を打ちやすく操作性の高いモデルになっています。

契約プロの今平選手が長年愛用していたRMX120ドライバーからスイッチして話題になりましたが、どのような性能があるのかレビューしたいと思います。

ブルズアイフェース

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新しくなったリミックスVDRドライバーは、フェースセンターのやや上で打った時に最大飛距離を出せるように専用設計がされています。

従来のドライバーはフェースセンターの上で打った時に最高初速が出せない所に着目して、飛びの三要素である打ち出し角、スピン量、ボール初速を最大限引き出せるように作られているのがVDRドライバーの特徴です。

実際に打ってみると弾道の打ち分けをしやすく、使い手のイメージ通りにヘッドターンしてくれる良さを感じました。

3モデルの中では1番柔らかい打感で球持ちが良く、昔ながらの打感の良さを感じました。

VDRドライバーの最大飛距離を得られる打点でショットするには練習が必要かもしれませんが、最大限飛距離を伸ばせる打点で一発の飛距離を狙える魅力を感じました。

VDRドライバー使用プロの今平選手は操作性の高いドライバーを好んで使っていますが、操作性抜群のVDRの使い心地にハマったのかもしれませんね。

ちなみに飛ばし屋として有名な女子プロの穴井選手も使用していて、飛距離性能の高さを証明しています。

スライドウエイト

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VDRドライバーのスライドウエイトは重心距離を調整することができて、球の捕まり具合をコントロールできます。

操作性が高い浅重心のドライバーは捕まりが抑えられているモデルが多いですが、ヘッドターンはしやすいので意外と捕まえられる性能があると思います。

VDRドライバーは、オートマチックに直進性の高い弾道が打てるドライバーにはない振りやすさが魅力だと思います。

テーラーメイドのMシリーズのようなウエイトですが、ブラックを基調にしたデザインでかっこよくなったように思います。

新スリーブ構造

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VDRドライバーを構えてみるとクラシックモデルのようなコンパクトヘッドで、いかにも操作しやすいイメージを持てました。

新しくなったスリーブは軽量化によって低重心を可能にして、余剰重量を活用することでボール初速アップにつなげています。

ロフトの可変幅は最適な打ち出し角と言われる12〜13度に調整して、それぞれのユーザーに合った打ち出し角に調整できるように改良されています。

スピーダーNXブラック

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シャフトスペック 60 (S)

重さ 65.5g    トルク  3.8    先中調子

2023年モデルのスピーダーNXブラックは先端から中間のトルクを絞りヘッド挙動を安定させて、ミスヒットをしてもヘッドがブレることなく球のばらつきを抑えるように設計されています。

今作のBSドライバーに標準カスタムシャフトとしてラインナップされていますが、捕まりが良くドローボールを打ちやすいシャフトだと思います。

6Sのシャフト先端のしなり量は多く、ドローヒッターにとってはフックし過ぎてしまうくらいの捕まりがあります。

ボールを捕まえるのが苦手なユーザーには、ドローボールが打ちやすくなるのでおすすめです。

テンセイプロブルー1K

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シャフトスペック    50S

重さ 54g    トルク 4.8    中調子  

VDRドライバーの標準カスタムシャフトに採用されているテンセイプロブルー1Kは、手元から中間のしなりが残されているのでタイミングが取りやすく、しなり戻りによって中打ち出し、中スピン弾道が打てる特徴があります。

テンセイシリーズは先端剛性が高くなっていますが、ブルーは一般的なシャフトと同等のマイルドさがあるので万人に扱いやすいモデルになっています。

松山英樹選手が、昨年のヒューストンオープンでテストしていましたが、ツアーADDIのような捕まりの良さが似ているためテストに至ったのかもしれません。

テンセイオレンジやホワイトは剛性感が高く捕まりが抑えられていますが、テンセイシリーズの中でもやさしいモデルを使いたいユーザーにおすすめです。

テンセイプロブルー1Kは打ち出しが上がりスピン量が増えやすいので、弾道が低めのユーザーにはキャリーが伸びて飛距離アップが期待できるシャフトです。

VDRドライバーは今時珍しいくらいのコンパクトヘッドで、打感の柔らかさと操作性の高さが魅力的なモデルになっています。

ぜひ一度、試してみてくださいね!