2023年7月に発売するTRVILアイアンシャフトは、高弾道が打ちやすくボールの落下角度を高めて狙った所に止められるショットを打てるように作られたシャフトです。
TRVILにはカーボン、金属、ゴムが組み合わせて作られていて、柔らかい打感とクラブコントロールしやすいように設計されています。
今回は85Sを打ってみた、レビューをしたいと思います。
高弾道シャフト
試打クラブ
PINGi230 アイアン
フジクラのTRVILアイアンシャフトは、発売前から渋野選手や高橋彩華選手などの女子プロが使用して話題になったシャフトです。
TRVILはとにかく楽に高弾道が打てて自然と落下角が大きくなるので、狙った所にピンポイントに打てる所が特徴になっています。
実際に打ってみると強振しなくてもシャフトが勝手にボールを拾ってくれるので、アイアンショットが楽になる印象でした。
TRVILは中元調子の特徴がありますが、シャフト先端は適度に締まっているので走り過ぎず、どこかが大きくしなるのではなくシャフト全体が均等にしなりスムーズに振れる良さを感じました。
普段、100g以上のスチールシャフトを使っていますが、TRVILの85Sは軽さは感じるものの頼りなさはなくボールをしっかり潰せる振り応えのあるシャフトになっています。
打感が柔らかくなるシャフト
TRVILアイアンシャフトはカーボンとラバー、金属の複合素材ならではのしなやかな動きをするシャフトです。
ハイブリッド用シャフトのTRハイブリッドと似たフィーリングがあって、アイアン用にしなりを抑えて作るとTRVILアイアンになるようなイメージを持ちました。
ボールをインパクトすると柔らかいフィーリングが手に伝わって、まるでインパクトの衝撃を和らげてくれるような感触でした。
TRVILアイアンシャフトには複合素材を使用することで、スチールシャフトよりも打感を柔らかくする効果を感じました。
シャフトのデザインはマットブラック塗装がされていて、表側にはロゴマークなどがないシンプルなデザインになっています。
TRVILアイアン85 S
シャフトスペック 85S
重さ 88g トルク 2.7 中元調子
TRVILアイアンの85Sは90gを切る重量なので、普段、100g以上のスチールシャフトを使っていると最初は軽く感じました。
TRVILアイアンはMCIよりもしなると聞いていましたが、トルク2.7の割にはしなりが少ない印象でした。
MCIの80〜90gのシャフトは中手元あたりのしなりが大きく粘り感が強いですが、TRVILはシャフト全体が均等にしなり穏やかな挙動なので極端なしなりを感じないのかもしれません。
TRVILアイアンはマイルドな挙動でインパクト付近のしなりが穏やかなので、硬めのシャフトを好むユーザーにも扱いやすいように思いました。
カスタム採用メーカー
TRVILアイアンシャフトはすでにPINGが採用していて、今秋にはテーラーメイドの新作P790アイアンから採用されるようです。
TRVILアイアンシャフトは、フジクラのシャフトが好きなユーザーにはハマるシャフトだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!