ステルス2ドライバーには3モデルありますが、前作よりボールが上がりやすく幅広いユーザーに扱いやすくなった、ステルス2ドライバーのノーマルモデルを購入しました。
今回はコースや練習場での使用感や、カスタムシャフトについてレビューしたいと思います。
安定感と振りやすさ
ロフト9°
シャフト
ベンタスブラック 6S
ステルス2ドライバーは曲がりにくい安定感がありながら、歴代モデルと比較しても楽に振り切れる素直な挙動が扱いやすいドライバーになっています。
前作のステルスシリーズはロースピン傾向が強くボールが上がりにくい印象でしたが、ステルス2ドライバー(ノーマル)はロフト9°でもボールが上がりやすく捕まりが良くなりました。
個人的には前作のステルスドライバー(ノーマル)やSIM2MAXドライバーは、スイング中にヘッド後方が重く感じやすく安定感はあっても振りにくさを感じました。
ステルス2ドライバーはヘッドターンのしやすさが絶妙で、操作性と安定感のバランスが良くストレスなく振り切れる良さがあると思います。
デザインと打感
構えてみると丸みのあるヘッド形状で縁取りに赤いラインが入っているので、引き締まった印象が構えやすく感じました。
テーラーメイドの中間的なモデルは歴代ボリュームのあるヘッドが多いと思いますが、ステルス2ドライバーはコンパクトなデザインがすっきりして見えます。
前作よりも打感は柔らかくなり球持ちの良さがあるので、カーボンフェースとは思えないソフトな打感になっています。
ベンタスブラック
60(S)スペック
重さ 64g トルク 3.4 元調子
フジクラのベンタスブラックはマキロイやタイガーウッズなどのトッププロが愛用している人気シャフトですが、一方で捕まりが抑えられた硬くハードなイメージの強いシャフトです。
個人的には初めてベンタスブラックを打った時はしなりがほとんどなく、飛距離を伸ばしにくい印象がありました。
しかし、方向性の良さは抜群でブレない安定感が魅力的なシャフトだと思います。
ステルス2ドライバーとの相性は一発の飛距離というより、ヘッドの安定感をさらに増して方向安定性が高くなるように思います。
ベンタスブラックは低スピンになりやすいシャフトですが、ステルス2ドライバーは比較的スピン量が高くなるので、一定のキャリーで飛距離を出せる組み合わせだと思います。
ディアマナWS
60(S)スペック
重さ 61g トルク 3.5 元調子
ディアマナWSにはテンセイシリーズにも使われているクロスリンクテックという樹脂がシャフト全体に配置されていて、手元側にはしなやかな挙動を生むダイアリードが使用されているので、余計な動きがなくスムーズなしなり戻りでエネルギーの伝達効率が高くなるような構造になっています。
シャフト全体の重量は60g台の前半になっているので、軽めで振りやすい特徴があります。
6Sはトルクの数値通りのしなり量があって比較的大きくしなるので、ボールを捕まえやすい印象でした。
色々なメーカーの6Sと比べると、ディアマナWS•6Sは同程度か柔らかめに感じました。
ステルス2ドライバーと組むと元調子ながら操作性のあるディアマナWSは、比較的大きいしなりで飛距離を伸ばしやすい印象でした。
ディアマナWSが気になる方は試打会や三菱ケミカル公式サイトでレンタルできるので、一度試してみてください。
テンセイレッドTM50
50(S)スペック
重さ 57g トルク 4.3 中調子
テーラーメイド純正のシャフト長は、カスタムシャフトよりも0.5インチ長い45.75インチになります。
表記は50になっていますが、Sフレックスの場合は50g後半の重量なのでしっかりした重さがあります。
典型的な中調子のシャフトで、先端がやや走って捕まえる動きを感じます。
普段、50Sを使っているユーザーなら重さはちょうど良いと思いますが、しなり量は大きいので一度試打をおすすめします。
60Sユーザーには頼りないかもしれないので、カスタムシャフトがおすすめです。
ステルス2ドライバーは適度なスピン量とボールの上がりやすさ、ほど良い捕まりがあるのでどんなシャフトとも相性が良いと思います。
ディスタンス系で飛ばすも良し、元調子系で安定した飛距離を狙うのもありだと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!