2023年モデルのステルス2レスキューは3モデルのラインナップになりましたが、その中でも1番コンパクトで操作性が高くラインの出しやすいステルス2プラスレスキューを試打しました。
操作性の高いモデルには難しいイメージがありますが、実際に打ってみたレビューをしたいと思います。
強弾道レスキュー
試打クラブ
ステルス2プラスレスキュー 3番(19.5°)
シャフト
ディアマナ TM 70S(純正)
ステルス2プラスレスキューを打ってみると、コンパクトヘッドで操作性は高いですが弾道が打ち分けられる分、打点ブレにはシビアな印象がありました。
3モデルの中ではインパクトの手応えを1番感じやすく、ボールを強く押せるフィーリングがあるのが魅力です。
スピン量は少なめで中弾道になりやすく、ライン出しをしやすいレスキューだと思いました。
飛距離性能は高く190yard程度飛ばせましたが、打ち込まないとスピンが入りにくくボールが上がりにくいように思いました。
払い打ちでも強弾道を打てますが、ランが多くなるのでグリーンには止めにくい印象です。
ステルス2プラスレスキューはヘッドの入れ方によって方向性やスピン量をコントロールできますが、打点が安定しないとボールが散りやすいツアーモデルだと思います。
デザインと打感
ステルス2プラスレスキューのクラウンにはカーボンっぽい塗装がしてありますが、実際にはカーボンではなくステンレススチールが使われています。
その影響なのか他のレスキューよりもダイレクトに打感が伝わってきて、ずっしりとした分厚い手応えを感じました。
前作のステルスプラスレスキューと比べて、フェース面積は変わらないままブレード長はわずかに短くなり、やや低重心になった分スピンが入りやすくなっています。
相変わらずコンパクトなヘッドなので、操作性が高く振り心地はシャープになっています。
打音はやや高音ですが、引き締まった落ち着いた打音になっています。
新Vスチールソール
テーラーメイドの歴代クラブには抜けが良くなるVスチールソールが採用されてきましたが、ステルス2になってさらに改良されました。
ソールの溝が深く広範囲になったことで地面との接地面積が小さくなり、どんなライからでも抵抗を受けにくくする構造になっています。
試打の時はマットの上からですが、ソールを滑らせるように打ってもスパッと抜けが良く感じました。
コースの芝の上からなら、改良されたVスチールソールの良さがよりわかると思うので、今度試してみたいです。
3モデル打ち比べ
ステルスレスキュー(ノーマル)4番(22°)
3モデルの中では弾道の高さとスピン量のバランスがちょうど良く、飛距離性能も高いモデルです。
試打をした印象は、曲げようとしても曲がりにくく操作性は低いですが、オートマチックにストレート弾道を打ちやすく感じました。
寛容性が高く楽に飛ばせるので、幅広いユーザーに使いやすいレスキューだと思います。
ステルス2HDレスキュー 4番(23°)
ステルス2HDレスキューはコンパクトなショートウッドのようなシャローヘッドで、ロフトが多くなっているので高弾道が打ちやすくなっています。
実際に打ってみると捕まりが良くオートマチックにハイドローが打てるので、距離を楽に飛ばせる印象でした。
ステルス2HDは低重心で楽にボールが上がるので、フェアウェイウッドのように払い打つことでヘッドの性能を引き出せるように思います。
ステルス2プラスレスキューは、コントロールしやすいヘッドで強弾道が打てるかっこいいモデルですが、ダウンブローの強いユーザーにはより打ち分けが出来ておもしろいレスキューになると思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!