タイトリストTSR1ドライバーはヘッドを軽量化するだけでなく、グリップやシャフトも軽量化してヘッドスピードを上げて、高弾道で飛距離アップを狙ったモデルです。
PINGやキャロウェイにも同じコンセプトのドライバーはありますが、タイトリストの軽量ドライバーの性能はどうなっているのかレビューしたいと思います。
軽くても飛ばせるドライバー
ロフト10°
シャフト
TSP120 50 R
総重量 269g バランスD2
TSR1ドライバーはTSR2ドライバーと比べて0.25インチ長くなっていますが、重量は約40g軽くなっているので振り心地は軽快で振りやすいドライバーです。
打つ前は軽過ぎると振りにくいイメージを持っていましたが、全くそんなことはありませんでした。
ヘッドスピード40mで打っても頼りなさは無く、高弾道ドローでやさしく飛ばすことができました。
TSR1ドライバーは前作より重心が高くなっているので、スピン量が増えやすくキャリーで飛距離を伸ばせるドライバーになっています。
試打室の弾道はまっすぐ出てからドローする傾向が強く、ボールは上がりやすくスピン量はやや多めになりました。
飛距離性能はTSRシリーズと比べても遜色無く、TSR1のスピン量がユーザーに合えば飛ばせるドライバーになると思います。
TSR2とTSR3の中間
TSR1ドライバーの慣性モーメントはTSR2とTSR3の中間値になっていて、意外にも寛容性は最大ではありません。
TSRシリーズの中では1番オートマチックなドライバーはTSR2になっていて、軽量ヘッドでやや操作性があるのがTSR1という位置付けです。
実際に打ってみるとある程度の操作性があって、オートマチック過ぎない振りやすさを感じました。
TSR1ドライバーは軽くて捕まりも良いので、他のモデルではスライスしてしまうユーザーにおすすめです。
デザインと打感
ヘッド形状は後方に長くなっていますが、トウとヒールから絞られた形状なのでバランスが良いように感じました。
TSR 1ドライバーのフェースはTSR2と同じなので、柔らかくボールを一度受け止めてから弾く球持ちの良いフィーリングです。
フェースへの食い付き感があるのでボールを押せる感触があって、前作好評だったTSI3ドライバーよりは柔らかく弾き感がある打感になっています。
TSP 120 50 (R)
シャフトスペック
50( R)重さ 45g トルク 6.0 中調子
普段は手元調子の6Sシャフトを使っていますが、TSP120は予想以上に振りやすく手元調子好きにも打ちやすいシャフトだと思いました。
TSP120は中間から手元あたりが大きくしなり粘る挙動がありますが、先端はやや硬めで走り過ぎない所が安定した打ちやすさにつながっていると思います。
タイトリストの純正シャフトは、軽量で柔らかい中にも芯のある振りやすさを感じました。
TSR1ドライバーを打ってみて軽量モデルのやさしさだけでなく、一定のスピン量でキャリーを伸ばせる飛距離性能の高さを感じました。
ある程度振れるユーザーにも、適正なスピン量になればマッチするのではないかと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!