PINGクラブレンタルで、iクロスオーバーの2番をレンタルしました。
スチールシャフトのAWT2.0もありましたが、球の上がりやすさを考えてPINGツアー2.0クローム85を選びました。
2番のロフトは18°で難易度の高い番手ですが、練習場で打ってみたレビューをしたいと思います。
前作より扱いやすくなった
iクロスオーバー 2番 ロフト18°
長さ 40.13インチ
シャフト
PINGツアー2.0クローム 85S
重さ 80g トルク2.3 中元調子
当時、PINGクラブレンタルではiクロスオーバーが人気のため、2番しかレンタルできませんでした。
ロフト18°のクロスオーバーは難しいのでどこまで打てるか不安でしたが、実際には扱いやすいクラブになっていて、使い手のイメージ通りに打てる操作性の良さを感じました。
PINGらしい安定感がありながら、iシリーズになったことでアイアンに近い操作性を持たせています。
実際に使い勝手が良いのは3番(20°)以下になると思いますが、2番でも操作性と安定感のバランスが良くなっているのには驚きました。
前作ほどのオートマチック感は無くなり、アイアンに近いイメージで打ちやすくなりました。
方向性が良い
iクロスオーバーの良さは方向性が狂いにくく、ライン出しがしやすい所にあると思います。
捕まりはニュートラルで良くも悪くもなく、直進性の高さを感じました。
練習場で続けて打っていてもストレート弾道が打ちやすく曲がりにくいので、コースでも使えるクラブになると思います。
クロスオーバーをコースで使う状況を考えると、距離のあるPAR3ではランが出過ぎて止められないような気がします。
PAR5のセカンドショットを刻む時や、狭いコースのティショットで200yard程度を確実に刻むのもありだと思います。
弾道が抑えられる
練習場で続けて打ってみましたが全体的に高さが抑えられた弾道になり、スピン量が増え過ぎることはありませんでした。
元々、クロスオーバーはスピン量が少ないモデルが多いので、フェアウェイウッドやハイブリッドで弾道が高くなり過ぎる悩みがあるユーザーには使いやすいクラブだと思います。
コースで風の強い日などは、風に流されることなく強い弾道を打つことができると思います。
アイアン型ユーティリティを使うゴルファーは少ないとは思いますが、ロングレンジを打つクラブとして扱いやすくなったiクロスオーバーを試してみるのもおもしろいと思います。
iクロスオーバー試打データ
計測器 ボイスキャディSC300
番手は3番なのでもう少し飛んでも良さそうですが、レンジボールではこのデータが精一杯でした。
スピン量は少なくランが多く、実際の弾道も低〜中弾道が多かったです。
方向性はニュートラルで、iクロスオーバーにもPINGらしい曲がらない性能があるのでストレート弾道が打ちやすかったです。
おすすめシャフト
AWT 2.0ライト (S)
重さ 98g トルク 1.6 中調子
試打クラブのシャフトはPINGTOUR2.0クローム85でしたが、前作よりも捕まりは良くなったもののしなり量が増えたので、個人的にはタイミングが取りにくく感じました。
そこで、90g台のスチールシャフトの中でも硬めで捕まりが良いAWT2.0ライトならより安定したショットができると思いました。
AWT2.0ライトは中手元辺りが少し粘りながら全体的に剛性感が高いので、振り遅れにくくシャープに振り切れる良さがあります。
特性の近いシャフトとしてはNSPRO950GHNEOがありますが、同じく中手元にキックポイントがあり張り感の強いシャフトなので、フィニッシュまで一気に振り抜ける良さがあります。
これらのシャフトを組み合わせると、再現性がアップして安定感が高くなると思います。
スチールシャフトにするなら少し重くなるので4番、5番辺りがいいのではないかと思います。
ぜひ一度、試してみてくださいね!