前作G425ハイブリッドは未だに売れているヒット作になりましたが、2年2ヶ月ぶりにNEWモデルが発売されます。
G430シリーズはイエローカラーにアレンジされてデザインもリニューアルしましたが、今回は性能面についてもレビューしたいと思います。
捕まりの良さと直進性の高さは健在
クラブスペック
G430ハイブリッド 3番(19°)
PINGツアー2.0クローム 85S
ピンのハイブリッドは毎回好評で、G425ハイブリッドも発売から2年以上経った今も売れている人気ぶりです。
G430ハイブリッドにはボールの上がりやすさ、ミスヒットへの強さ、ほど良い捕まり、直進性の高さが受け継がれています。
方向性はストレートから、ドローが打ちやすいハイブリッドだと思いました。
試打クラブはロフト19°でしたが、ボールの上がりやすさや捕まりの良さはそのままに、高弾道で楽に飛距離の稼げるハイブリッドだと思いました。
ツアーモデルのハイブリッドの場合、ロフト19°になると難易度が上がってしまいますが、G430ハイブリッドはやさしいままなのでコースでも重宝しそうです。
新カーボンクラウン
G430ハイブリッドには、初めてカーボンクラウンが採用されました。
カーボンクラウンになったことで、打感が柔らかくなり球持ちが良くなったように思います。
クラウンの軽量化によってさらなる低重心が可能になり、ボールの上がりやすさやミスヒットへの強さを生み出しています。
PINGの開発者によるとG430LSTドライバーを始め、G430フェアウェイウッドなどにカーボンクラウンが採用されるようになったのには、金属製のクラブに限界が来たからだそうです。
PINGのカーボンクラウン技術の開発が進み、G430シリーズから実用化できるようになり、さらなる進化へ繋がっているようです。
デザイン
G430ハイブリッドは見た目がすっきりして、コンパクトに見えます。
前作G425とはヘッド体積は同じですが、形状が整ってより小さく感じました。
人によっては小さく見えて、難しいイメージを持つかもしれませんが、やさしさはそのままなんです。
カーボンクラウンはマットブラック塗装によって、さりげないデザインになっているのでかっこいいです。
打感と打音
打感と打音についてはフェース構造は変わっていないので、大きくは変わっていません。
しかし、カーボンクラウンの影響で高い金属音は抑えられて、前作よりは落ち着いた打音になっています。
打感はより柔らかくなり、フェースのたわみを感じやすくなっています。
前作よりソフトになったフェースがたわむ感触が、より弾いて飛ばせるハイブリッドです。
PINGツアー2.0 クローム 85
シャフトスペック(S)
重さ 80g トルク 2.3 中元調子
ウッドに続き、ハイブリッドのシャフトもリニューアルされました。
前作のPINGツアー173と比べ、同じ85Sでも柔らかくなりました。
手元の粘り感が強くなり、先端の走り感はあらますがゆるさも感じます。
PINGツアー173の、硬さとシャープな振り心地が好きなユーザーには物足りないかもしれません。
そのようなユーザーには、85Xが同程度のスペックになるのでおすすめです。
PINGツアー173がハードに感じるユーザーには、シャフトのしなり量が増えて遊びがある分、扱いやすいと思います。
G430ハイブリッドは前作の良さはそのままに、カーボンクラウンになったことで打感と打音が良くなりました。
さらにやさしさがアップしたので、またまたロングセラーになりそうです。
ぜひ一度、試してみてくださいね!