PING純正カスタムシャフトのPINGツアー2.0シリーズにはクローム、ブラックがありますが、ドライバー用、フェアウェイウッド用、ハイブリッド用、アイアン用それぞれの設計がされています。
その中でもアイアン用の、PINGツアー2.0クロームをレンタルしたのでレビューしたいと思います。
PINGツアー2.0クロームアイアン
クラブスペック
i230 5番アイアン
PINGツアー2.0 クローム アイアン
重さ 77g トルク 2.7 中元調子
アイアン専用設計シャフト
PINGの純正カスタムシャフトの種類は、カーボンからスチールまでラインナップが豊富にあります。
人気のPINGツアー2.0クロームは、アイアン用に1種類のみ選べるようになっています。
重量帯は70g台のみで、フレックスもSのみの展開です。
試打する前はアイアンシャフトにしては軽めになるので、頼りないイメージを持っていましたが想像以上にしっかりしたシャフトでした。
フレックスはSでトルクは2.7もあるとは思えないくらい、硬くしなり量の少ないシャフトです。
アイアンは芝の上からボールを打ち込んでいくと思うと、これだけ先端が硬いと当たり負けする心配はありません。
実際に打っていても硬くブレないシャフトなので、しっかり打ち込んでいけます。
シャフトの名前は同じでも、クラブに合ったシャフト設計をする所がPINGの良さだと思いました。
i230✖️PINGツアー2.0クローム
試打データ
i230の5番アイアンとの相性は良く、軽く振っても楽にボールが上がります。
シャフトは70g台なので少し軽く感じますが、余計なしなりがなくロングアイアンでもタイミングが取りやすい印象です。
i230アイアンのヘッドは安定した挙動で打点ブレに強いので、ブレないシャフトと組むとさらにミスが減る印象です。
剛性感が高いのである意味、スチールシャフトよりも安定感があるかもしれません。
MCIとの比較
アイアン用カーボンシャフトで一般的なMCIと比較すると、MCIはしなやかな動きで柔らかく感じやすいシャフトです。
しなり戻りは大きく捕まりが良いので、比較的ドローボールになりやすい印象です。
MCIはシャフト先端に金属管が埋め込まれていて、クラブのバランスが出やすく叩いても当たり負けしない特徴があります。
PINGツアー2.0クロームアイアンはパリッとした硬さで、MCIよりはハードなシャフトになると思います。
全体的に硬さがある分捕まりは控えめになるので、しなり量のあるシャフトに慣れていると捕まらないように感じるかもしれません。
振り感はPINGツアークロームの方がスピーディに振り抜けるので、シャープな挙動が好きなユーザーにはおすすめです。
PINGツアー2.0クロームアイアンにはスチールシャフトのような粘り感はなく重量感も違うので、スチールユーザーには慣れが必要かもしれません。
僕はスチールシャフトを使っていますが、初めてPINGツアー2.0クロームを打っても扱いやすさを感じました。
軽量カーボンシャフトでここまで引き締まったシャフトは他にはないくらい、今までのアイアンカーボンシャフトとの違いを感じました。
ぜひ一度、試してみてくださいね!