ミズノクラブレンタルで、JPX923ツアーの7番アイアンをレンタルしました。
試打室では良い感触でしたが、練習場ではイメージと違うことはよくあるものです。
今回はJPX923ツアーアイアンの、実際の使用感をレビューしたいと思います。
高い球が打てる
クラブスペック
JPX 923 TOUR 7番(34°)
DG120 S200
練習場で打ってみると、出球の高さとスピン量の多さがこれぞアイアン!という弾道でした。
ロフトが寝ていてスピン量が多いので飛距離はそれほど出ませんが、高弾道なのでグリーン上をピンポイントで狙えるアイアンです。
アイアンでめくれる球が良いと言いますが、それに近い弾道が打てるアイアンになっています。
試打データ
計測器 ボイスキャディSC300
データは数球打った内の、平均的な数値になります。
7番アイアンとしては適正なスピン量で、高さもしっかり出ています。
飛距離についてはドライバーのヘッドスピードが40m程度の場合、トータルで145yardが平均値になると思います。
方向性はほど良い捕まりで、ドローしやすい傾向がありました。
7番アイアンのロフトは34°ということもありますが、打ち出しが高くスピンの効いたアイアンらしい弾道になります。
抜けの良さは抜群
練習場のマットの上でも、切れ味鋭いソールがズバッと振り抜けます。
ソールがマットに当たる感触は少なく、一瞬でインパクトを通り抜けます。
ソール幅のあるアイアンには無い感触で、もたつき感が無いのでストレス無く振ることができます。
JPX923ツアーアイアンは1番コンパクトなヘッドですが、ソールの当たり方によってインパクトのフィーリングをしっかり伝えてくれます。
フィーリングは抜群ですが、その分シビアとも言えます。
ソールが滑ってミスヒットを防ぐ効果は小さいので、ダフリのミスには弱いと思います。
払い打ちというよりは、ダウンブローが強くターフを取るタイプのユーザーに、おすすめのアイアンです。
やさしさについて
JPX923ツアーアイアンは1番難しいモデルのイメージですが、実際に打ってみると特別難しさは感じませんでした。
球は上がりやすいし、捕まりも悪くないので打っていてストレスは感じません。
打点がズレても弾道の変化は小さく、シビアな印象もないんです。
個人的にはコントロールしやすいヘッドの方が打ちやすいので、操作性のあるヘッドは振りやすい良さを感じました。
ただオートマチックに打てるタイプのアイアンではないので、ダウンブローに打つタイプ、操作したいタイプのユーザーにおすすめです。
手ごたえのある打感
前作のJPX921ツアーよりは打感は柔らかくなっていますが、ミズノプロシリーズに比べると硬めのしっかりした打感です。
打感は好みがあるのでなんとも言えませんが、JPX923ツアーの手応えのあるしっかりした打感の良さもあると思いました。
インパクトの重みが手に伝わるので、打った気になる所が良いと思いました。
打音は控えめで、ズシッとした重めの低い音がします。
ツアープロが好みそうな打感なので、一度打ってみてもらいたいです。
ダイナミックゴールド120
シャフトスペック(S200)
重さ 118g 元調子
DG120は元祖DGのフィーリングはそのままに、振りやすさを追求して軽量化されたシャフトです。
元祖DGと比べても剛性分布はほぼ同じで、軽量化してもDGらしいフィーリングを損なわないように作られています。
実際に打ってみると、S200でも相当硬い部類になると思います。
手元の粘り感は残しつつ、先端の硬さが際立っていてブレないシャフトです。
同じ重量帯のモーダス120と比べても、DG120の方がワンフレックス硬いくらいのイメージがあります。
追従性の高い、ハードなシャフトが好きなユーザーにおすすめです。
操作性の高いJPX923ツアーは、ブレの少ないDG120と相性が良いと思います。
切れ味鋭いフィーリングのJPX923ツアーアイアン、ぜひ一度試してみてくださいね!