ミズノクラブレンタルで、JPX923ホットメタルプロのPW〜5番アイアンをレンタルしました。
各番手をボイスキャディSC300で計測したので、それぞれの番手についてレビューしたいと思います。
JPX923ホットメタルプロ
クラブスペック
PW〜5番
ダイナミックゴールド105 S200
JPX923ホットメタルプロは、飛距離性能の高さとやさしさ、飛び系なのにコンパクトなデザインが売りのアイアンです。
飛び系とは言ってもひたすらロースピンにして飛びを追求しておらず、飛距離とスピン量のバランスの取れたアイアンになっています。
操作性については控えめで、多少曲げられる程度の弾道になりました。
僕はヘッドの開閉を多めにして打つタイプですが、フェースローテーションはイメージ通りにはできませんでした。
JPX923ホットメタルプロは、操作性というよりはオートマチックにストレートを打ちやすいアイアンになっています。
PW試打データ
9番アイアン試打データ
8番アイアン試打データ
実際に打ってみると、データ上では飛距離がそれほど出ていませんが、目測ではもう少し飛んでいる感覚です。
どの番手も球は曲がりにくく、スピン量がやや少ない強い弾道になりました。
7番アイアン試打データ
6番アイアン試打データ
5番アイアン試打データ
7番アイアンのスピン量はやや少なく、グリーン上で少しランが出てしまいそうです。
球の高さはそれなりにあって、スピンが少ない分風の影響はあまり受けない弾道になる強みがあります。
5番アイアンになるともっとスピン量が少なくなり、弾道も低くなります。
練習場での弾道を見ると球が強過ぎて、ランが出過ぎてしまう不安があります。
コースボールで打つと、スピン量や球の高さが変わってくるので、機会があればコースで打ってみたいです。
飛びのテクノロジー
JPX923ホットメタルプロを打ってみると、ボール初速の速さを実感できます。
ニッケルクロモリ鋼という素材は弾き感が強く、ボールスピードを上げてくれます。
この金属の打感はやや硬めで、打音も高音なのが特徴です。
ヘッド構造は溶接によるつなぎ目のない、シームレスカップフェースになっています。
このヘッドが高初速エリアを拡大して、フェースをたわませることで飛距離アップができます。
ニッケルクロモリ鋼のスピード感は爽快感があるので、ぜひ一度試打してみてください。
番手別設計
ロングアイアンは深低重心で上がりやすく、ミドルからショートアイアンになるにつれて重心を高くフローすることで、スピンの効いたコントロールショットができるようになっています。
実際に打ってみると、5番アイアンはやや低スピンで中弾道になりますが、簡単に球の高さは出せます。
ショートアイアンはスピンの効いた弾道になり、球の高さが出せるのでグリーン上でもしっかり止められると思います。
僕は番手別設計のミズノプロ223アイアンを使っていますが、これが効果的でコンパクトヘッドの223アイアンでもしっかり球が上がってくれます。
番手別設計のヘッドは、飛び系アイアンのロースピンになりやすいデメリットを解消してくれます。
見た目はコンパクトでも、飛びとやさしさのバランスが良いJPXホットメタルプロアイアン。
ぜひ一度、試してみてくださいね！
