425CCヘッドは振りやすい!
久しぶりに小ぶりなドライバーが発売されました。最近では460CCヘッドは当たり前になり、高慣性MOI化が進み操作しづらいドライバーが増えてしまいました。
ヨネックスの425ドライバーを打ってみると、ヘッドが軽快に動き抵抗感が少なく振り抜きやすいようになっています。
460CCの大型ヘッドは、安定させるために後方にウェイトが装備されているモデルが多く、振っていて重だるく感じる事があります。
425ドライバーはスイング軌道がズレても、振り切れる良さがあって曲がりなりにも飛んでくれるメリットを感じました。
フェードを打ちやすく捕まりは控えめ!
試打をしてみると、ボールを捕えた時でも軽いフェードになり、ほとんどがフェード気味の弾道になりました。
スライスするような嫌な感覚はなく、安定したフェードでロースピンの強い弾道になる傾向があります。
打とうと思えばドローボールは打てますが、やり過ぎるとスピンが少な過ぎてドロップに。捕まえにいって、フェードを打った方が間違い無さそうです。
計測したスピン量の平均は2200回転、低スピンの中弾道で一発の飛距離が期待できるドライバーです。
縦ミーリングで曲がりにくい!
フェースには縦方向の細かいミーリングがされていて、曲がりの原因になるサイドスピンを減らす働きがあるようです。
横方向ではなく縦方向にミーリング加工することで、スピン軸が傾かない曲がりにくい弾道になるとのこと。
実際のところ安定したフェードボールばかりで、全く逆球は出ないことを考えるとミーリング効果があるのかもしれませんね。
機会があれば、練習場でも打ってみたいです。
柔らかく球持ちの良い打感!
試打室でコースボールを打ちましたが、フェースに乗る感触がとても柔らかい!
ボールを受け止めてから、弾き飛ばすフィーリングが飛びを感じさせます。
打音は高音ではなく、落ち着いた打音でした。
高性能純正シャフト!
・Sシャフトスペック
重量 57g トルク3.0 先中調子
見た目のデザインは控えめですが、高価なカスタムシャフトに採用されている素材が惜しみなく使われています。
シャフト中間には新しいカーボンテクノロジーを採用していて、スムーズで力強いしなり戻りを感じます。先端にはツアーADUBなどにも使われているトレカM40Xを採用していて、強いインパクトにもブレずにボールを弾き飛ばすシャフトになっています。
メーカーの純正シャフトは柔らかく頼りないイメージがありますが、ヨネックスのシャフトは緩みがなく引き締まったフィーリングがあります。
表記は先中調子ですが、先端はそれほど動くようには感じず落ち着いた挙動。トレカM40Xのおかげで、叩いてもブレません。
50Sでもそこそこ重量感はありますが、60g台のラインナップがあれば、カスタムシャフトに引けを取らない振り心地になるような気がします。
近年では市場にないタイプのおもしろいドライバーなので、ぜひ一度試してみてくださいね。