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スリクソンZX i ・LSドライバー試打評価(2024年)

スリクソンZX iドライバーが、4モデルのラインナップに増えて登場しました。

今回は4モデルの中では、安定したヘッド挙動と低スピン性能が特徴のZX i LSドライバーについてレビューしたいと思います。

 

ZX i LSドライバー

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スリクソンZX i LSドライバーは、松山選手がアメリカツアー最終戦で投入して話題になりましたが、前作よりもボール初速が明らかに速くなったことが投入の決め手になったそうです。

ツアー最終戦は松山選手の調子が悪く、ドライバーショットが曲がっていましたが飛距離性能の高さを伺えました。

ZX i LSドライバーはZX5MkⅡの後継モデルですが、常に低スピン弾道になり前作よりも飛ぶ雰囲気があります。

試打室で他のモデルと打ち比べましたが、LSドライバーのスピン量は平均2200rpmと圧倒的な低スピン性能でした。

低スピン弾道を打ちやすいモデルは難しくなりがちですが、 ZX i LSドライバーは寛容性が高くボールが上がりやすいやさしさも感じました。

捕まりは控えめでヘッドが重く感じましたが、それが良い意味で安定感に繋がっているように思いました。

同時に打ち比べた ツアーモデルのZX i TRドライバーは、LSよりも操作性は高いですがスピン量は中程度のモデルです。

ドライバーショットを、安定性と低スピンで飛ばしたいユーザーにはLSドライバーがおすすめです。

デザインと打感

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ZX i LSドライバーを構えてみると、4モデルの中では中間的なヘッドサイズで平均的な大きさになっています。

フェースには新たにミーリングが施されて、雨天の時でもボールが滑らないように食いつきの良いフェースにリニューアルされました。

今作もフルチタンヘッドでカーボンなどの異素材は使用していないので、チタンらしい柔らかい打感を感じました。

スリクソンのiFLEXという新フェースは、たわむ力を利用して飛ばすテクノロジーですが、フェースセンターが柔らかい設計になっているので弾き感の中にもソフトなフィーリングを感じました。

新しくなったスターフレームクラウンは、軽量化することで寛容性を高めていますが、マットブラックと小さな凹凸形状がスタイリッシュなデザインになっています。

ZX iドライバーはモデルごとに打感が異なりますが、LSドライバーは弾き感が強めの打感になっています。

TOURAD DI ブラック

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新しく採用されたTOURAD DIブラックは、スリクソン看板プロの松山選手の要望で作られたモデルです。

松山選手はドライバーからハイブリッドまでTOURAD DI を長年使用していますが、アメリカツアーで試合中に太陽光の反射が気になったようでフェアウェイウッドのみをブラックカラーに変更しました。

日差しの強いアメリカツアーならではの悩みだと思いますが、フェアウェイウッドのみをブラックにしたのは日差しの影響を最も受けやすいフェアウェイでのショットが多いからなのかもしれませんね。

ちなみに中身は、お馴染みのTOUR AD DIと同じ性能になっていました。

TOUR AD DIのオレンジカラーが気になるユーザーや、ブラックカラーを好むユーザーにおすすめのシャフトです。

リニューアルしたZX i LSドライバーは、重めのヘッド挙動で安定性が高く低スピン弾道で飛ばせるドライバーになっています。

ぜひ一度、試してみてくださいね!