ローグST MAXドライバーの特徴
- AIにスピン量、打出し角、ボールスピードをすべて入力し直し、新たなアルゴリズムで設計。「飛びの三要素」すべてを最適化し、飛びが進化
- 第2世代のJAILBREAK・A.I.スピードフレーム。
- ヘッド上下左右の余分なたわみを軽減。フェースにエネルギーを集中し、ボールスピードをアップ
- 約11gのウェイトをヘッド後方部へ装着。オフセンターヒット時のボールスピードを高めると同時に慣性モーメントを高め、インパクトの安定性を向上(キャロウェイHPより引用)
ローグSTMAXドライバーは4モデルの中で、ハードヒッター向けのSTMAX LSの次に位置付けられているモデルです。STMAXは扱いやすいモデルなので、2番目の位置づけであっても幅広いゴルファーが使えるモデルのようです。
ローグSTMAXドライバーのデザインは、前作エピックスピードシリーズより一回り大きくなった印象です。構えるとヘッド後方に大きく、高慣性MOIモデルに多いシャローバック形状になっています。後方に11gのウエイトが装着されているので、やさしくボールが上がりそうに見えます。ローグシリーズもカーボンクラウンになっていますが、マットブラック塗装が引き締まって見えてかっこいいデザインです。
スリクソンやタイトリストのボールを使って試打をしてみましたが、どのボールを打っても打感は硬く感じました。ボールをインパクトすると、ガチッとした硬い感触が手に伝わります。打音は弾き系の金属的な音ですが、気になるほどではありませんでした。
ローグST MAXドライバー 9 ° ✖ ベンタスブラック 60S
ロフトは9°ですが、ボールは上がりやすいと思います。個人的にはヘッドが軽く感じ、捕まりは良く安定した弾道が打ちやすいモデルです。ただ1発の飛距離は、エピックシリーズの方が勝る気がします。
ピンG425MAXもオートマチックに打てるドライバーですが、STMAXの方がよりやさしく打てると思いました。
試打シャフトはベンタスブラックでしたが、STMAXはヘッドが軽くオートマチックに打てるので相性が良いと思いました。ベンタスブラックはとても硬く捕まりにくいので、フェードしやすいシャフトです。STMAXで打つと軽いフェードボールになり、安定したフェード弾道を打ちやすかったです。
ベンタスブラックに、G425LSTのような重くて捕まらないヘッドを組み合わせると手に負えませんが、STMAXを組み合わせるとベンタスブラックでも打ちやすくなるので、良い組み合わせだと思います。
ベンタスブラック60S
ベンタスブラックは60Sでも、平均的なシャフトの60X相当の硬いシャフトです。特に先端が硬く、よほどのフッカーでも捕まらないシャフトです。手元も硬いので、しなりをほとんど感じないくらいのシャフトです。
フェードしやすい特性なので、フェードを打ちたい方には良いかもしれませんね。シャフトが硬いので、力んでスイングを崩さないよう注意したいところですね。
ベンタスブラック・ベンタスブルーの比較
ベンタスシリーズのブルーは先端の硬さはそのままに、ブラックに比べて中手元がしなりやすいシャフトです。僕はブルーの60Xを使っていますが、60Xでもしなりを感じやすいので、タイミングが取りやすい印象です。
シャフト先端のベロコアテクノロジーのおかげで、インパクトが安定している気がします。先端が硬くてもしっかり飛距離は出るので、コースでも活躍しています。
パワーヒッターのフッカーにはベンタスブラック、平均的なヘッドスピードでもボールを捕まえられるゴルファーにはベンタスブルーが良いのではないかと思います。
ぜひ試してみてくださいね。