アイアン用スチールシャフトと言えば、ダイナミックゴールドやNSPROモーダスが定番ですが、一部のヘビーユーザーに支持され続けているのがプロジェクトXです。
US PGAツアーにも愛用者がたくさんいて、テレビに映るプロジェクトXを見ると興奮してしまう自分がいます。
プロジェクトXはハードヒッター向けのシャフトですが、一般アマチュアが使いやすいスペックがあると思います。ここでは個人的に色々なクラブに組んで、実際に使用したレビューをしたいと思います!
唯一無二のスチールシャフト!
- プロジェクトXの特徴
- シャフトが太い
- ステップ(節)がない
- 振動数は高い割りにトルク(しなり)が大きい
- 捕まりは控えめ
プロジェクトXは他のスチールシャフトに比べて、重さを感じやすく振り応えのあるシャフトです。
手元のしなりでタイミングを取って、硬い先端でボールを押し込んで行けます。
プロジェクトXの魅力は、シャフトの重みを使ってボールを潰しやすく、軽く降っても距離が出る所です。独特な硬さとしなり感がハマると、最高の振り心地なんです!
捕まりは控えめでやさしいシャフトではありませんが、慣れればそれなりに使えるシャフトだと思います。むしろ使い慣れると、手放せなくなるくらいのフィーリングの良さを感じます。
スペック
- 5.0/113g 5.5/118g 6.0/121g
- 6.5/125g 7.0/130g (カット前重量)
- 適応ヘッドスピード/50m/s~(7.0)
- 48~54m/s(6.5) 46~52m/s(6.0)
- 43~50m/s(5.5) 40~47m/s(5.0)
ボーケイSM9 46°✖️プロジェクトX6.0
フルショット用のウェッジに、プロジェクトX6.0を組みました。
このクラブの1番良い所は、ボールを芯で捉えると、伸び上がる弾道でスピンの効いた球になります。
僕の腕では毎回打てませんが、そのきれいな弾道が打てるとこのクラブで良かったと思うほどです。
プロジェクトXは、分厚くインパクトできる良さがあります。このシャフトのおかげで、重い球が打てるような気がします。
PING i59✖️プロジェクトX6.0
PINGシャフトフィッティングで試打をしました。
i59アイアンは、中空構造で操作性が高くコンパクトなヘッドです。難易度は高めのアイアンですが、プロジェクトXと組むと打ちやすく感じました。
i59はバランスが軽めでヘッドの動きが感じ取りにくいですが、プロジェクトXのシャフトの感じ取りやすさと、方向性の出しやすさがヘッドを活かしてくれるように感じました。
ミズノプロ225 ✖ プロジェクトX6.0
ミズノプロ225アイアンは、中空構造でフェースターンがゆっくりなタイプです。操作性はそれなりにありますが、オートマチックに打ちやすいアイアンです。
このようなタイプのアイアンにも、プロジェクトXは合うと思います。やさしいヘッドに組むと、プロジェクトXはシャフトの動きを感じ取りやすいので、方向性が合わせやすいんです。
同じ重量帯のダイナミックゴールド120や、モーダス105などはシャープな振りやすさがあります。
プロジェクトXは重さと太さの質量の大きさで、ゆっくり振って飛ばせるのが特徴だと思います。
プロジェクトXは手打ちではなく、ボディターンでスイングするタイプに向いていると思います。
手で操作するには重さとしなり感が独特なので、うまく打てないんです。シャフトの重さとしなりに任せるイメージで、分厚いインパクトができると最高に楽しいシャフトです!
ぜひ試してみてくださいね!