キャロウェイは今作から、ボール生産工場と新設備のために55億円を投資をして、ボールシェア拡大のために力を入れてきました。3D X 線技術などボールの製造工程を見直し、製品誤差を減らして品質向上を実現したのが今作のクロムソフトXボールです。
今回は3モデルある中のツアーモデルである、クロムソフトXLSボールをレビューしたいと思います。
クロムソフト X LSボール(2022年)
- 打感:ソフト
- 方向性:高い直進性
- スピン(ショット):非常に少ない
- スピン(アプローチ):多い
高コンプレッション・高弾道・低スピンボール!
クロムソフトXLSは、3モデルの中で1番低スピンになり飛距離が期待できるボールです。ヘッドスピードが早ければ早いほど、より飛距離の恩恵を受けられる性能があるようです。
クロムソフトXLSは「高コンプレッション=硬い」ために、早いヘッドスピードにも負けることなく、飛距離性能を発揮してくれます。
飛びの要素である高弾道・低スピンになり、飛距離性能がより高いモデルになっています。
グリーン周りの高スピン性能!
ショットの飛距離性能がありながらも、ショートゲームでは高スピン性能を発揮します。
ボールテストの基準となる40ヤード以内のアプローチでも、タイトリストプロV1、テーラーメイドTP5と同レベルのスピン性能を発揮するとアピールしています。
クロムソフトX LSコース試打
- 試打クラブ
- スリクソンZX5ドライバー(9°) ミズノプロ225アイアン
- RTXジップコアウェッジ イーブンロールパターER5
クロムソフトXLSを、2ラウンド使用してみました。
ドライバーの打感は硬めのしっかりした感触でした。アイアン、ウェッジの打感はドライバーよりは柔らかく感じ、フェースに乗る感触が伝わりました。
打音は弾くような、やや高めの音がします。
飛距離性能は強風の中でも低スピン弾道になり、飛距離が落ちずによく飛んでくれました。基本的に低スピンになるので、ディスタンス系のボールと比べても遜色ない飛距離性能でした。
硬めの打感が飛びを感じさせる感触なので、力みにはご注意を!
それに加えて打感が良くスピン性能が高いので、ツアーボールの性能の高さを感じました。
イーブンロールER5パターは、インサートなしの303ステンレススチールフェースです。
ボールの打感はダイレクトに伝わりますが、LSの打感はしっかりした中にも柔らかさを感じることができてフィーリングが良かったです。