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テーラーメイドステルス2レスキュー・3番/4番カスタム試打評価

 

 

2023年モデルのステルス2レスキュー、3番、4番レスキューをTOURAD・DIハイブリッド、テンセイプロ1Kハイブリッドにカスタムオーダーしました。

今回はカスタムシャフトの特徴と、それぞれの番手の特徴をレビューしたいと思います。

寛容性と直進性が高い

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2023年モデルのステルス2レスキューはカーボンクラウンエリアをさらに広げて、前作よりも低重心になったことで寛容性と直進性が高くなっています。

前作のステルスレスキューも、ミスへの強さとオートマチックに打ちやすいモデルだったのでそれほど大きな差は感じませんが、操作性と安定性のバランスの良さは受け継がれていると思います。

ステルス2レスキューは捕まりが良くストレートからドローボールが打ちやすく、中弾道で飛ばせるレスキューです。

ステルス2レスキュー3番(19°)

3番レスキューのロフトは19°なので、弾道が低めに抑えられて低スピンの強い弾道が打てる番手です。

ボールをややカットに打ち込むとキャリーを出せるので、コンパクトヘッドの操作性も備えています。

3番レスキューはキャリーが出にくい分ランで飛距離を稼げるので、フェアウェイウッドが苦手なユーザーにもおすすめです。

ステルス2レスキュー4番(22°)

4番レスキューのロフトは22°になっていて、ボールの上がりやすさと寛容性が一気に上がる印象です。

リーディングエッジが出ている分ボールが拾いやすく、オートマチックにボールが上がってくれます。

3番レスキューと比べてロフトが多い分、ナイスショットの確率が上がる番手だと思います。

デザインと打感

(左・3番 19°)(右・4番 22°)

ステルス2レスキューはややウッド寄りのデザインで、カーボンクラウンによって低重心化されているのでボールが上がりやすい形状になっています。

ステルス2レスキュー3モデルの中では中間のサイズで、操作性と安定性のバランスが良いモデルです。

フェースは弾き感がありますが、芯で捉えると柔らかいソフトなフィーリングが心地良い打感です。

ステルス2レスキュー3番(19°)

3番レスキューのヘッドサイズは、ややコンパクトでストレートフェースが構えやすい形状になっています。

実際に打ってみても操作性が高く、使い手のイメージ通りにヘッドが動く印象です。

ステルス2レスキュー4番(22°)

4番レスキューは安心感のあるヘッドサイズで、リーディングエッジの出方が少し違和感を感じますが、実際に打っていると簡単にボールが上がるやさしさを感じました。

新Vスチールソール

(3番レスキュー)

(4番レスキュー)


テーラーメイドの歴代レスキューには抜けが良くなるVスチールソールが採用されてきましたが、ステルス2になってさらに改良されました。

ソールの溝が深く広範囲になったことで地面との接地面積が小さくなり、どんなライからでも抵抗を受けにくくする構造になっています。

試打の時はマットの上からですが、ソールを滑らせるように打ってもスパッと抜けが良く感じました。

TOUR AD DI ハイブリッド 85

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シャフトスペック 85(S)

重さ 88g     トルク  2.4     中調子

TOURAD DIハイブリッドは、松山英樹選手やジョーダンスピース選手などがいまだに愛用しているモデルでアマチュアにも根強い人気があるシャフトです。

シャフト全体がやや太く振り応えのあるシャフトで、比較的硬めなのでブレが少なくなるようトルクが抑えられています。

実際に打ってみると安定性の高いシャフトで、中間はやや粘りがあって先端はゆっくりしなり戻る特徴があります。

捕まりは悪くないと思いますが、普段ボールが捕まらないユーザーには難しく感じるかもしれません。

ステルス2レスキューと組むと中スピン、中弾道になりボールが上がりやすいように思いました。

テンセイプロ1Kハイブリッド 80

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シャフトスペック(一部抜粋)

70S    重さ 71.5g    トルク 3.8    元調子

80S    重さ  82g     トルク 3.0    元調子

テンセイプロ1Kハイブリッドの手元側には、ウッド用でお馴染みのテンセイプロ1Kシリーズと同じ1Kクロスが採用されています。

 1Kクロスはとても緻密な素材なので、より繊細なフィーリングでしなやかな挙動が特徴のシャフトになります。

実際に打ってみても手元のしなりは滑らかでタイミングを取りやすく、手元からのしなり戻りがスムーズで復元スピードの速さを感じました。

手元のしなり感はマイルドですが先端は非常に硬く強靭なので、当たり負けせずにパワーヒッターが叩いてもブレない強さがあると思います。

3種類のカスタムシャフトの中では先端が1番硬いので、ブレずに叩けるシャフトです。

しなり戻りのスピード感と剛性感が高いシャフトなので、クラブコントロールを間違えるとトップのミスが出るなどピーキーさを感じる印象です。

ステルス2レスキューはバランスの取れたヘッドなので、シャープに振り切れるシャフトが好みのユーザーには安定して打ちやすいヘッドなのでテンセイプロ1Kのピーキーさを和らげてくれる印象です。

ステルス2レスキューの3番はコンパクトヘッドで低スピン、中弾道で方向性を出しやすいモデル、4番レスキューは楽にボールが上がって簡単にキャリーを出せるレスキューになっています。

ぜひ一度、試してみてくださいね!