スリクソンZXシリーズの限定モデル、ZX7MkⅡ440ドライバーは、コンパクトヘッドで操作性と低スピン性能の高いモデルになっています。
ノーマルモデルのZX7MkⅡドライバーよりもさらに操作性が高いようですが、実際に打ってみたレビューをしたいと思います。
打ち応えのあるツアーモデル
ロフト 9.5°
シャフト
テンセイプロホワイト1K
スリクソンZX7MkⅡ440ドライバーを打ってみると捕まりが抑えられたヘッドで左に飛びにくく、ストレートからフェードボールを打ちやすいモデルでした。
ZX5MkⅡドライバーやZX5MkⅡ・LSドライバー、ZX7MkⅡドライバーと打ち比べましたが、ZX7MkⅡ440ドライバーは明らかに捕まりが弱く、叩いても左にいかない安心感がありました。
スピン性能はZX5MkⅡ・LSドライバーと同じくらい低スピンで、打ち出しが低い分ZX7MkⅡ440ドライバーの方が低い弾道になりました。
ノーマルモデルのZX7MkⅡドライバーよりもシャープに振り切れるので、大型ヘッドが苦手なユーザーや操作しやすいドライバーを好むユーザーにおすすめです。
デザインと打感
スリクソンZXMkⅡシリーズの中では1番コンパクトなヘッドサイズでややオープンフェースになっていますが、洋梨形状の逃げ顔はフッカーやハードヒッターが好みそうな顔をしています。
ZX7MkⅡドライバーと比べてヘッド体積は10cc小さくなっていますが、それ以上に投影面積が小さく見えるのでシャープに構えられる印象です。
打感はノーマルモデルのZX7MkⅡドライバーと似ていて、弾き感の中にもソフトな柔らかいフィーリングを感じました。
標準ウエイトポジション
ZX7MkⅡ440ドライバーの標準ウエイトはトゥ・ヒールにそれぞれ5g配置されていて、ノーマルモデルのZX7MkⅡドライバーはトゥ側に4g、ヒール側に8gという違いがあります。
ウエイトの違いだけではありませんが、ZX7MkⅡは捕まりが良く操作しやすいドライバーで、今時のオートマチックなドライバーにはない打ちやすさを感じました。
ヒール側にウエイトが8gあるのも納得できる、ヘッドターンのしやすさを感じました。
ZX7MkⅡ440を打った時はなかなか捕まえきれずストレートからフェード傾向が強かったですが、ウエイトを調整することで多少は弾道を変えられるような気がします。
ヒール側にウエイトを8gにすると、もう少し扱いやすくなるような気がします。
ZX7MkⅡ440のウエイトポジションはニュートラルな設定になっているので、ユーザーの傾向に合わせて調整する楽しみがあるドライバーになっています。
テンセイプロホワイト1K
シャフトスペック
(60S)重さ 61.5g トルク 3.8 元調子
テンセイプロホワイト1Kを組んで打ってみましたが、60Sにしては軽めの重量で剛性が高いのでスピーディに振りやすいシャフトです。
手元の1Kクロスがしなやかな挙動を生み出し、シャープな振り心地があります。
シャフト先端はかなり硬いですが操作性の高いZX7MkⅡ440と組むと、よりコントロールしやすくジャストインパクトしやすかったです。
テンセイプロホワイト1Kはハードなシャフトですが、使いこなせればより低スピン弾道になりZX7MkⅡの飛距離性能を活かせると思いました。
逆に低スピンになり過ぎてボールが上がらない場合には、ロフトアップするかシャフトを工夫すると良いと思います。
ZX7MkⅡ440ドライバーはツアーモデルだけあって、操作性の中にも簡単には捕まらないハードさを感じました。
その分スピン量の多いハードヒッターやフッカーには、ちょうど良いドライバーになるかもしれませんね。
ぜひ一度、試してみてくださいね!